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15年ぶり…AIが猛威を振るう将棋に復帰するために始めたこと

ここまで弱くなるとはなあ…
約15年ぶりにガチで将棋に取り組んでいる私はここ最近、何度もため息をついています。

AIによる将棋の進化はすさまじい。
といっても、将棋を指さない人には伝わらないかもしれない。
約20年ぶりに本気で将棋を再開しようと動き出したので、最近の将棋の進化っぷりを記しておきたいと思います。

序盤の序盤から考えざるを得ない

正直、中終盤は腕力さえあればブランクは気にしなくてもいい。
ただ、特に序盤の進化はすさまじい。
たとえば、私がよく指す「三間飛車」を例に取ろう。
昔の私だったらだいたい、このぐらいまでは何も考えずに進めていた。

最初はゆったりとね…

自陣にかけた手は12手ぐらい。この間に後手はあまり態度を決めていないことも多かった。

ところが今は、相手の動き次第で素早く態度を変える必要がある。だいたい、これぐらいのタイミングで考えざるを得ない。

まだ将棋、始まったばっかりやん!

ここまで自陣にかけたのはたった6手
ここぐらいから、
「端の歩を突こうかな」
「右銀は早めに上がっておこうか」
「左銀の位置は決めちゃおうか」
「ここで左の金を上がっちゃうと損だな」
ぐらいは考える。それぐらい三間飛車相手の序盤戦術は多様化している。相手の動きに細かく合わせて考えるほかない。

とりあえず量をこなすほかない

20年分空いてしまった序盤構想を再び鍛え上げるにはどうしたらいいのか…
とりあえず、将棋ウォーズの10秒将棋で徹底的に磨き直すことにした。

従来はアマチュアの大会に多い持ち時間の将棋倶楽部24で鍛えていたのだけれど、あえて持ち時間が少ない形式で「タイパ」を重視した。
40歳が近付く中、自分に残された時間は案外少ない。

文字通り、1手10秒以内に指さなければ負けるヤツだ

序盤を重視しながら指し込み、検討ソフトの評価値を確かめながら指し直す。
実戦と反省を繰り返しながら少しずつ歩んでいる。

これは先後逆だが、+が付いているということは先手が少しいいということ

YouTubeで毎日配信している

SNSで自分にハッパをかけるのも重要と考えて、指した将棋をほぼ全部実況付きでたれ流している。
もう弱くなったものはしょうがない。笑われるのは承知だ。もともと声が低くて滑舌が悪く、聞こえづらいのはお許しいただきたい(しかし映像・音声コンテンツで聞こえが悪いのは致命的ではある)。

(8月末現在で登録者数が1人なんで、誰か登録してやってください…)

更新を始めてびっくりした。
Twitterでもちょいちょい更新告知しているのに、全然視聴者数が増えない。
もはやTwitterにURLを張れば見てもらえる時代は終わったのかもしれないし、YouTubeに動画を流したからといって簡単に見てもらえる世界ではないのかも。

目指すところは…

昔は北海道大会の上の方までいったし、力には自信があったつもり。
20年分のブランクはもちろん大きいけれど、昔届かなかった北海道代表に向けて少しだけあがいてみたい。北海道どころか、札幌支部の代表になるのすら厳しいのだけれど。



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