見出し画像

全日本選手権2024の勝ち上がり方式について20240619

今回の全日本選手権、
プログレッションシステム(予選からの進み方)が
世界標準となっています。(前からだった気もする)

https://www.jara.or.jp/race/current/2024alljapan_pgog.pdf

今までのルールでは(国体は常にこのルール)
1位は準決勝!
2位以下は敗者復活だけど、
負けたチームの中で一番速かったチームが一番ラクな敗復に行けるよ!
(え?後半の組は順風でタイムが出やすかった?知らない!っていうルール)

だから予選抜けれなさそう!って途中でわかっても、
みんな全力で漕いでね!
逆に予選抜けそう!ってクルーも
そのタイムで準決勝の組み合わせが決まるから全員
全レース全力で漕いでね!
っていう方法だったんですが、

今回の全日本選手権は世界選手権とか世界大会と同様、
全部順位で決めます。
タイムは本当に関係ない。着順だけが重要。
予選C組は死の組だった?知らない!っていうルール。どのルールにもメリット・デメリットがある)

よく世界選手権とか世界大会の予選とか敗者復活とかで、
ラストスパートせずに流しているクルーをよく見ると思いますが、
ルール上、着順さえ変わらなければそれが最も合理的なのです。
死の組さえ出現しなければ、選手は決勝に備えることができるルール。
(死の組:めちゃくちゃ実力者なのに、決勝みたいな予選の組に入ってしまうと、そこで下位になると、敗復もきつめの組に入ってしまう。
優勝者を決める戦いchampioinshipなので、仕方ないっちゃ仕方ない)

初めて世界大会に出たときは、
すぐ諦める海外クルー(に見えただけ)に対して
「文化が違う!!」って思いましたが、
単にルールが違うだけでした。

なので、1500mぐらい漕いで
「あー俺2位確定だわー」ってなってしまった場合、
3位の選手に抜かれない範囲で流すことがよくあります。

観客的には、予選から白熱したバトルがみたい、
流しているクルーはみたくないかもしれませんが、

明らかにこれは厳しいなって思ったら、流すのも可。
とはいえ、
1日もあれば余裕で回復できるよ!ってクルー、
若いしまだまだ成長段階だからラストスパートの練習もしたい!ってクルーは
最後までラストスパートすることも有り。
そういう駆け引きができるルールになっています。

ぜひ、お間違いのないよう。

ちなみに、このルールのお陰で
予選の組み合わせが決まったら、
予選で何位になったら敗復何組の何レーン、準決勝は、決勝は、など
未来が全部分かります。
予選の組み合わせがほんと大事。
(旧ルールは結局タイムなので)

着順さえわかれば
大会側の発表がまだでも
次の組み合わせがわかります。

ぜひ、ご活用ください!
以上です。


この記事がよかったらぜひフォローお願いします!
ローイングマニュアルのメンバーシップもやっています。
ぜひぜひご検討ください!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?