ECSS2024に参加中(イギリス、グラスゴー)20240704

ECSS( Europian colleage of sports science)という
スポーツ科学の世界で1番か2番を競う大きな学会にきています。

当たり前だけど
全部英語。
(海外に来る度に英語を勉強しなきゃと思い、
今に至る。)

今は
microsoft社のtranslatorというリアルタイム翻訳アプリに
お世話になりながらも、
必死に英語のシャワーならぬ石つぶてを浴びています。

結構おもしろい。

いろんな国の研究者が
いまどんな研究をしていて
どういう感じになっているか1000人近く?
いろんなフロアで発表するのだけど

面白いなーと思ったのは、
「レジリエンス」について。

体力測定の一つに
VO2Max測定というものがあって、

要はその選手の持久力を測るテスト。
このテストで判明したスコアから
何%ぐらいの強度だったら疲れないよね、長時間できるよね
これぐらいで練習しようねっていう今後の練習指針になるものなのですが、

人によって、
理論上疲れないはずの何%ラインでも
長時間やるとどんどん疲れてくる人がいる一方で、
長時間やってもなかなか疲れてこない人がいる。

その疲れなさ具合をレジリエンス、
みたいな言葉でいうらしい。

ローイングで言うと、
2000mエルゴのベストが同じなのに、
その後にもう一回2000mエルゴをしたら
結構差がつく、という話。

体力テストは疲労していない状況下で行われることが多いけど、
実際は疲労している状況下で行われる練習、レースが多いよね、
そういう話かと思っている。

いま、そういった
レジリエンス、「疲れなさ」をどう向上させるかが
研究されているらしい。

今までは疲労していない状況下での
「最高得点」を上げることの研究が盛んだったけど、
長時間の練習、大会期間中、
元気のない時の最高点数も大事だよね、
その能力を向上しようね、的な感じです。

選手としての世界選手権もそうだけど、
こういう知的な世界選手権も、
いろんな国の人が集まって、
いろいろ頑張っている雰囲気の中で時間を過ごせるのは、
非常に貴重だなと思います。

いろんな世界がある。
当たり前だけど。

いろんな世界で、
頑張っている人がいろいろいる。

発表者がすごい人になればなるほど
選手よりも負けず嫌いなのではないかっていうほど、
見た目も話し方も強い。
ブルドーザー。

自分が一番頑張れる世界で
一番頑張ろう。


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