行動科学を用いたコーチング3手法:これで選手もコーチもニッコリ(^^)?20240810
最近行動科学の本を読んでいるのだけど、
結構面白く、コーチにも使えると思うので
興味のある方はぜひお試しください。
自分なりに読み進めた中で、
スポーツ、ローイングに応用すると以下のようになります。
きつい練習メニューの伝え方
きつい練習メニューを学生にしてほしい時、
それを上手く伝える方法として、
ありえないぐらいキツイ練習メニューを最初に言って、
その後に、「わかった、じゃあこれぐらいでいいよ」と
本来考えていたメニューを提示すると
かなりの確率で選手は前向きにやってくれる。
人は、「事情を汲んでくれた」とか、
「コーチが自分のことを考えて妥協してくれた」と思うと、
相手は「その想いに答えなければならない」と思ってくれて
前向きにやってくれる確率が高まるらしい。
実際、自分も偶然やっていたので、本当におすすめです。
16km漕いでほしいときは、
「24km漕いでほしいけど、16km」って言うと
非常に優しいコーチになります。
障害を意図的に減らす、意図的に増やす
例えばエルゴをしてほしい時、
エルゴをできるだけ身近な場所、使いやすいところに置きます。
エルゴをできるだけしてほしくない時、できるだけ分解して
遠いところに置きます。
そうするだけで、
意志が強くなくてもエルゴをするようになり、
本当に意志が強くないとエルゴをしなくなります。
作りたい習慣がある場合は、できるだけ意志がなくてもできるように
できるだけ障害を減らす、摩擦を減らす。
なくしたい習慣がある場合は、できるだけ無意識に始めないように
大きな意志がないとできないように障害をつくる、摩擦を増やす。
私はできるだけ読書の時間を増やしたいし、
ツイッターやYahooニュースの時間は減らしたいので、
要らないアプリは全部消してパソコン上でしか確認できないようにしています。
基本スマホは、LINEか読書用に使いたい。
そのためにできるだけ、それ以外はできないようにしたい。
理解はアバウトで、伝え方は細かく
物事を理解するときは、だいたいこんな感じ、
こんな方向性という風に覚えたほうが役に立つことが多い。
西暦何年に何がおきたと覚えるよりも、
だいたいこんな流れで歴史が作られたと理解するほうが良いように。
だけど、
人に何かを伝えると成ると、できるだけ細かく伝えたほうが信憑性が上がるらしい。
「だいたい20km漕いだらいいよ」ではなく
「19.8km漕いだ方が良い。」など。
だいたい1日6000kcal食べたほうが良い、ではなく、
6028kcal食べた方が良い、など。
具体的であればあるほど、
その数字に、その意見に意味があると考えるのが人間らしく、
私はなるべくアバウトに理解するのが得意で、
アバウトのまま伝えたほうが選手にとって分かりやすいかと思っていたけど、
伝えるときはもっと精密に伝えたほうが選手のためになるのかもしれない。
以上3つを紹介しました。
参考になれば幸いです。
まだ途中までしか読んでいないので、
全部読み終わって、スポーツに応用できそうな部分でかつ
実感を伴うものを紹介しようと思います。
今後とも応援よろしくお願いします!
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