コーチ成長日記「青は藍よりも青し」20240611

選手に対して、

「いまどういう状況?」ってちょくちょく聞くのだけど、

「今こんな感じなんですけど、どうしたらよいですか?」

って返事が来たら、

基本的には技術練習、テクニカルドリルをやってもらって、
その症状を改善してもらう、というのがいつもの流れで、

もう紹介したドリルは
10とか20とか、もうたくさんあるんだけど(ほとんど創作)、
どれが一番今に効くか?っていうのは
当たったり外れたり、中々難しい。

そんな中で、
選手自身が思い出して、
自分自身は思い出せなかったドリルを自らやって、

ばっちりハマった時に、
すごく感動するというか、
「コーチを超えたなー」って思う。


よく、

魚をあげるのではなく、釣り方を教えなさい

っていうけど、
彼ら、彼女ら自身が、自分で見つけた問題、課題を
自身で解決するためには
ローイングに対する考え方、
どんな技術練習を行ったらどういう結果になるか、
その理由や対策みたいなのを

毎日毎日、
一人ずつ同じことばかりずって言って
やっと伝わって、
それがいつか自分で更に改良を加えて
より良くなっていく。
本当に最高な時間だ。

とりあえず「言うことを聞いて欲しい」時期ももちろんあるし、
「自分で考えて行動して欲しい」ときももちろんあって、

本当に時期だったり、
その選手の成長度合いだったり、
そういうタイミングを見極めるのってひどく難しいし
一生試行錯誤なんだろうけど、
やりがいがあること。

結局、自分の周りで起きている問題は、
自分が一番真剣に取り組めるし、一番感覚的に把握できてる場合が多い。

もちろんコーチも真剣に取り組むし、想像力を働かせて把握しようとするけど、
結局自分自身が一番自分のことに本気になれると思うから。

だからこそ、魚の釣り方、
考え方、勝ち方を。

情報の伝達、共有はできるだけ効率的に、
コミュニケーション、人間関係の構築はできるだけ非効率に、1対1で。

とりあえず、同志社ボート部が
よりハッピーなボート部になるよう、
引き続きがんばろ。

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