18人の音楽家のための音楽
昨日の夜、FMでスティーブ・ライヒという人の1時間ほどの音楽を聴きました。
ミニマルミュージックというらしく、メロディみたいなのはない感じでした。まるでコンピューターに打ち込んだ音楽みたいねぇと思ってたら、すごくアナログというのか、それぞれの人たちが役割を持ってうねりみたいなものを作り出すのです。
ボーカルの人なら、マイクを手に持ち、遠ざけたり、声を揺さぶつたり、マイクを近づけたり、昔、バイクが近づいて来て、そのあと遠ざかるというひとつの芸があったけれど、あれによく似たこともしていた。
他のパフォーマーたちもパーカッションが活躍してるんですけど、休んだり、加わったり、1時間の中にメリハリをつけて演奏していました。
うちの奥さんなら、気持ち悪くなるはずです。延々と続くし、単調なのです。うねりもあるのかもしれないけど、繰り返しが不気味なのか、何も起こらない空間が許されないのか、イヤというでしょう。
それなのに、私は許せるし、同じリズムが続くのがグルーブ感があるというのか、ついて行ってしまう。
みんな普通のミュージシャンなのに、全体は圧倒的なリズムなのです。
うまく説明できないけど、ライブが見たくなりました。