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本は僕らのアタマに、新しい考え方をアドインする。

【2人の息子たちに伝えたいこと(18)】

以前、書いたことは、ここにまとまてあるよ!「


僕らのアタマは『言葉』というソフトで動いている。

『言葉』を持たない他の動物は、遺伝子に組み込まれたOSだけで生きているようなもので、人間との大きな差は、そのOSの上に『言葉』というソフトがアドインされているかどうかだ。

『言葉』は、先人の考えを後世に伝えることができるから、僕たち本を読むことで、いろいろな考えを短時間でアドインすることができる。

だから人は長い歴史を経て、文明を築くことができた。OSのバージョンアップは進化だけど、進化のスピードはアドインで得られる機能拡張とはスピードが違う。


本じゃなくて、YouTubeでいいんじゃないという意見もある。映像は読書の代わりになるのか?ということは、議論のあるところ。

僕は、映像は優れた情報伝達ツールだけど、考えを伝えるツールとしては『言葉』が必要だから、映像と言葉を組み合わせた『動画』という形にする必要があると思う。

映像だけでそこに『言葉』がないと『考え方』が正確には伝わらない。TIKTOKは楽しいが『考え方』を伝えるには適していない。

TwitterはTIKTOKより短いけど、『言葉』だから『考え方』を伝えるツールに適してる。

為政者がTwitterを活用するのは、自分の考え方を伝えるツールとして最強だからだろう。


本を読むことは、先人や同世代のいろんな『考え方』をアドインすることだ。

そして、日々の生活でアドインした拡張機能を試してみることで、僕らアタマはバージョンアップして行く。

だから、どんな本を読んで、どんな拡張機能を得るのかは、僕たちの人生を大きく左右する。


何か物事が発生して、そのことから何を感じ、何を得るのかは、僕らのアタマのソフト次第だ。

だから、いろんな本を読んで、いろんな『考え方』をアドインしておくことが大事だ。

拡張機能が増えれば、これから僕らが経験するいろいろな出来事への選択肢が増えるから。


本を読む時、大事だと思う言葉にマーカーをつけたり、書き出したりするのは、本から大事な言葉を取り出して、僕らのアタマに言葉を移し替える作業だ。

不思議なことに、一度でもこの作業をやっておくと、移し替えた『言葉』は普段は思い出すことなくアタマな奥の方に眠っていても、必要な時に意識に浮かび上がってくる。

2人も、そんな経験をしたことがあるだろう。

小説はいろんなこころのあり方を教えてくれる。

専門書は人生の選択を決めるときの助けになる。

いろいろな本を楽しんで欲しい。

ヒロシ