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「幸せの種」の育て方
【2人の息子たちに伝えたいこと(8)】
以前、書いたことは、ここにまとまてあるよ!「★」
◆『ひとは1人では幸せになれない』
二人に知っておいてほしいことがある。
幸せになりたいのなら、自分のためだけに生きていてはいけない。
ひとの幸せは、だれかと分かち合って初めて感じられるものだ。
想像してほしい。
無人島で100m走の自己新記録を達成して、幸せを感じるだろうか?
大邸宅にたった一人で住み、アマゾンのドローンが運んでくる品物に囲まれて生きている人生に、幸せはあるだろうか?
ひとは一人では幸せにはなれない。
◆『半分は自分のため、もう半分は誰かのため』
面白いことに、ひとが最大限に力を発揮できるのは、「自分のため」ではなくて「誰かのため」に何かをなす時だ。
自分のためだけになす努力は、どこかで妥協してしまう。
でも、大事な人のためになす努力は、力が尽きるまで続けられる。
『半分は自分のため、もう半分は誰かのため』という生き方は、2人の人生を充実したものにしてくれると思う。
「もう半分の誰か」は「特定のひと」でなくてもいい。
◆社会の安全のため、社会の安心のため、社会の便利のため。
◆困っている人の助けになるため。
ひとは『求められることをなす時』に大きな力を発揮できるものだ。
二人が自分の人生を幸せで充実したものにしたいなら「自分が求められていること」を見つけて、もくもくと取り組むといい。
「幸せの種」は「自分のために何かをしよう」と考えているときには、なかなか見つからないものだ。
逆に「自分は世の中の誰かのために、何ができるだろう」と考えていると、意外なことに、自分にとっての「幸せの種」が見つかることがある。
だから『半分は自分のため、もう半分は誰かのため』という生き方は、自分自身が幸せになる生き方なんだ。
◆「幸せの種」は、蒔いて、世話しなきゃ育たない
「幸せの種」を見つけても、蒔いてみなければ芽が出るかはわからない。
そして、芽が出るまで水をやりを続けるしかない。
水やりをやめたら、幸せの芽がでることはない。
幸せの芽が育つまでには、意外に細かな世話が必要だ。スーパーで野菜を買ってくるように、幸せを買ってくることはできない。
だから、どんな富豪にであっても、幸せになるためには時間をかけて「幸せの種」を世話してやらなきゃならない。
社会に出たら、自分ができることの中で「だれかのためになること」を見つけよう。そして、自分のためだけじゃなく「世の中のだれかのため」に努力をしよう。
そんな生き方ができれば、二人は幸せになれると思う。
ヒロシ