見出し画像

自分の人生の棚卸 社会人編その2

高専時代は土木工学科だったので、建築のことはほぼ何も知らずに住宅メーカーへ新卒で就職。ちなみに土木工学は今は環境都市工学という名称になっているらしいです。なんかかっこいいですよね。環境都市って。そんなことはいいのですが、就職した住宅メーカーはツーバイフォー工法のパイオニア的な会社。実際に仕事として現地でみたツーバイフォー工法は、一分の一プラモデルだなとずっと思っていました。在来工法と違い図面というなのプラモデル的設計図にそって、部品を現地で組み立てていくような感覚です。ツーバイも在来も基礎工事はそんなに変わらないのかもしれませんが、建て方工事に入ってからは、設計図通りに土台から床へ、床から壁へ、そして2階の床へと指定された部品を組み立てていくような感じです。内装工事に入ってからも、さすが住宅メーカーだけあって、メーカー指定の部品のひとつひとつに説明書がついているので、その説明書をみながら工事を行っていく感じです。ですので、建築図面だけではわからない細かな部分は、メーカーとして作成している図面カタログのようなものをみながら現場が進んでいきます。そんな感じですべての説明図書が揃っているので、新人でも現場の担当を任せてもらうことができます。しくみってやつですね。27年前でもこんな感じで整備されていたので、今はもっとすごいことになっているのでしょうね。

二十歳そこそこの若者の私には、職人さんとのやりとりが苦手でしたね。いい人が多いのは分かっているのですが、やっぱり言い方はきついですし、自分は人見知りだし、毎日がしんどかったような気がします。ただ、そんな中でも自分のよいところの一つだとも思うのですが、あまりへこたれたりしないんですよね。結構しんどいなと思いながら会社の寮に帰ったりするのですが、まあなんとか頑張っていましたよね。しんどければさっさと辞めればよいのに、何がモチベーションだったんだろう。少なくとも辞めるという選択肢は最初のころにはありませんでした。器用貧乏なところが幸いして、なんとか仕事はこなしていましたからそんなところが理由でしょうか。

社会人としてのマナーやらは、この会社で覚えていったと思います。かしこまったマナー研修などがあったわけではないのですが、時代なのか、先輩方々がなにかと要所要所で、マナーに反することだったりを教えてくれたり注意をしてくれたりしてくれたように思います。また、先輩方々がやっている振る舞いなどをみて社会人としての在り方を二十歳そこそこの最初の段階から覚えていったようにも思います。やはり、研修などは一過性のものが多いのであまり役に立つことも少ないのですが、社会人になって誰の下についたのかなどはとても後々影響してきますね。ありがとうございます。感謝いたします。

その1と違って、数年は経過させたつもりです。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?