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ヤ行

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#地下鉄サリン事件

宗教の事件  98(最終回)  吉本隆明・小川国夫「宗教論争」

小川 「人間全体に対するぼんやりとした悪意の正体を集約的に描いた作品としては、僕はフォー…

宗教の事件  97  吉本隆明・小川国夫「宗教論争」

小川 「それから何と言っても、一番大きいのは家族の問題です。オウムに入るときに、親と子の…

宗教の事件  96  吉本隆明・小川国夫「宗教論争」

吉本 「僕は、オウム真理教が事件として報道された時点で、すでに水面下での闘いは終わってい…

宗教の事件  95  吉本隆明・小川国夫「宗教論争」

小川 「肉体の問題はキリスト教にもあります。『人間は教会の各部分だ』というパウロの言葉は…

宗教の事件  94  吉本隆明・小川国夫「宗教論争」

吉本 「『歎異抄』でも、親鸞が弟子の唯円に『俺の言うことを何でも聞くと言うのなら、人を千…

宗教の事件  93  吉本隆明・小川国夫「宗教論争」

小川国夫 「ご無沙汰しています。二人で対談するのは六回目だと思いますが、何年ぶりでしょう…

宗教の事件  71  吉本隆明・辺見庸「夜と女と毛沢東」

●自分を疑う回路を失った社会の恐さ 吉本 オウム・サリン事件というのは戦後史最大の事件だと思います。事件の背後には戦後日本の弱点がぎっしり詰まっている。だから裁判にかけて、はい片付いたというものではないし、裁判で論じきれるものでもないと思います。 辺見 オウムという集団は、ぼくらの社会が無意識に生み出したものだと思います。ですから、ある意味では僕らの鏡のような集団ですね。オウムをつぶさに見れば、自分の顔が映ってくるようなものでしょう。オウムの犯罪に途方もない恐ろしさがある

宗教の事件  69  吉本隆明・辺見庸「夜と女と毛沢東」

●オウム批判のやり方は「鬼畜米英」と同じ 辺見 本論と関係ないかもしれないですけど、僕は…

宗教の事件  65  吉本隆明・辺見庸「夜と女と毛沢東」

●現実はつねに不埒に想像力を裏切る 吉本 麻原彰晃が空中に浮かんだ有名な写真がありますね…

宗教の事件  64  吉本隆明・辺見庸「夜と女と毛沢東」

●理念が人を殺す 辺見庸 産経新聞の弓山さんとの対談(注1)、読ませていただきました。親…

宗教の事件  48  吉本隆明「超20世紀論」

●「殺人を犯すか否かは契機次第」と親鸞は説いた 小説家の村上春樹は、その著「約束された…

宗教の事件  41  吉本隆明「超20世紀論」

●法律で思想や宗教はさばけない ・・・・・・マスコミに登場する識者たちは、麻原を宗教家と…

宗教の事件  40  吉本隆明「超20世紀論」

●公判はいくら重ねても事態は進展していない ・・・・・・オウム真理教の麻原彰晃の公判が、…