マガジンのカバー画像

ヤ行

173
運営しているクリエイター

#親鸞

まちがってしまうこと②

たとえばいま、タバコを吸うか吸わないかということを比喩に用いましたが、こんどは知識の問題…

山折哲雄「宗教の力」  聞く

「音」ということについて、フランスのロラン・バルトという思想家が語った言葉で、私の印象に…

山折哲雄「宗教の力」  心に届かない状況

1994年の大晦日の夜から95年の元日にかけて放映されたNHKの「ゆく年くる年」という番…

宗教の事件  94  吉本隆明・小川国夫「宗教論争」

吉本 「『歎異抄』でも、親鸞が弟子の唯円に『俺の言うことを何でも聞くと言うのなら、人を千…

宗教の事件  93  吉本隆明・小川国夫「宗教論争」

小川国夫 「ご無沙汰しています。二人で対談するのは六回目だと思いますが、何年ぶりでしょう…

宗教の事件  66  吉本隆明・辺見庸「夜と女と毛沢東」

●夜を虐待する日本 辺見 僕は、大別すると人間には夜派と昼派がいると思うんですよ。世の中…

宗教の事件  64  吉本隆明・辺見庸「夜と女と毛沢東」

●理念が人を殺す 辺見庸 産経新聞の弓山さんとの対談(注1)、読ませていただきました。親鸞の根本思想たる悪人正機説については、私もある人と対談する機会があったのですが、どうも話が噛み合わずに議論になってしまいました。相手は麻原に何回かあったことのある弁護士で、かつ仏教信者たる遠藤誠氏ですが、彼は、「彰晃は、親鸞聖人ないし阿弥陀仏が救済の手を差し伸べる対象には至ってない」というんです。しかし僕は、親鸞は悪が深ければ深いほど正機に恵まれると考えたと思っている者ですから、最後まで

宗教の事件  48  吉本隆明「超20世紀論」

●「殺人を犯すか否かは契機次第」と親鸞は説いた 小説家の村上春樹は、その著「約束された…

宗教の事件  47  吉本隆明「超20世紀論」

●麻原を皮肉った高橋源一郎のパロディの安っぽさ ・・・・・・小説家の高橋源一郎が「タカハ…

吉本隆明   自分が脳死した場合、どうするかということからはじめると

・・・・・・1997年10月16日、日本で臓器移植法が施行されました。この法律が議員立法…

吉本隆明  善・悪どちらを優先して考えるか

善・悪どちらを優先して考えるか。これを考えるには信仰のあるなしが大きな問題になってきます…

吉本隆明  親鸞を理解するときに

親鸞を理解するときに、比喩的に、ある程度現代に即して理解することもできます。 最近は、タ…