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ワインにトライ!〜南アフリカとラグビー〜

ワインショップ・エノテカさんとのオンライン・ワインテイスティングイベント「廣瀬俊朗のワインにトライ!」の2回目は、南アフリカ編だった。

 南アフリカは伝統的にラグビーが有名な国。1900年以前から国際試合が行われていた。ラグビーは、毎日のコーヒーと同じ程に、文化へ溶け込んでいるそうだ。幼い頃から庭や農園でラグビーに触れる。そんな国だ。

 しかし、アパルトヘイトが影を落とした南アフリカのラグビーの歴史、第1回目、第2回目のワールドカップには出場できなかった。
 第3回目のワールドカップ、初出場を果たした南アフリカは、見事に優勝した。

 1994年にアパルトヘイトが撤廃され、翌1995年のワールドカップは、南アフリカにとって特別だった。
 何としても勝って、国民が一つになるキッカケとしたい。そんな、“もの凄い“大義を抱いて戦ったのであろう。南アフリカは見事に勝ち切った。

 この物語はクリント・イーストウッド監督の映画「インタビクス 負けざる者たち」にも描かれている。
 南アフリカは、黒人と白人だけではない多文化多民族の融合国家だ。11の公用語があり、国歌も5つの言語で歌われる。アジア系の人も多い、とてもユニークな国である。
 その食文化は、世界中の色々な要素が入っていて、とても美味しく楽しいそうだ。今回のイベントでご紹介いただいた“オックステール“も一度食べてみたいな。

 さて、「ワインにトライ!」、エノテカさんのセレクトはピノタージュという種類の葡萄からつくられたワインだった。これはピノノワールとエルミタージュという2つの葡萄の交配種。品種の融合だ。

 多様性の融合は南アフリカのあらゆるところに存在し、それらが非常にユニークで魅力的だ。そんな国は稀なのではないか。ぜひとも行ってみたい!
 現地の方と一緒に、彼らが好きな「ブラーイ」と呼ばれるバーベキューを楽しみ、ワインを飲んで、ラグビーを見て、触れ合いたい。いつかそんなツアーに行きたいなと強く思った。

次回の「ワインにトライ!」のテーマは、オーストラリア。
オーストラリアもワインとラグビーが有名な国だが、僕は気さくな人々が多い印象を持っている。装いも、ポロシャツや、シャツとハーフパンツ…のようなカジュアルなイメージだ。
一方で、ラグビーにおいては、システマチックでデータオリエンテッドな伝統がある。
選手の走行距離を測るGPSの機械を先進的に導入したのはオーストラリアであり、他にも様々なデータ計測にかなり前から取り組んでいると聞いている。

そんなオーストラリアの人たちがどんなワインを作るのか楽しみだ。
僕は、これから数ヶ月オーストラリアワインを飲み、当日を待ち望もうと思う。

もし良ければ、皆さんも参加いただければ!7/16 17時からの予定です。改めて告知しますので!

*エノテカさんによる開催レポートはこちら!https://www.enoteca.co.jp/article/archives/20220420173726804/


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