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歌唱にも設計・プランが必要

先日Lisaが出演した回の「関ジャム 完全燃SHOW」の録画を観た。番組の中では Lisa さんの歌唱が以下に突出しており際立った技術を背景にヒット曲が生み出されているかを丁寧に解説してくれていた。

そもそもこの番組は、音楽を鑑賞する視点からはより楽曲深く咀嚼することにタメになるインプットを継続的に提供してくれるし、表現する視点からだと様々な技術/理論を実例を伴って引用するきっかけを提供してくれる、大変優れた学習教材だと思っています。欠かさず視聴しています。

今回とても嬉しくなったのは、Lisa さんが歌唱にあたって作成している歌唱メモを番組内で紹介してくれていたのだが、これはまさに忍先生限らず過去に師事した先生全員とのレッスンで須らく行ってきた作法だったからだ。楽曲を通して製作者が伝えたいことを自分なりに解釈し、それを自分が持っている技術や表現の幅からどの選択肢をどのタイミングでどの様に引き出して表現としてパッケージするか、これは楽曲ごとに同じということは一度としてあり得なかったので、今でも新しい曲に取り掛かる際には必ず先生と「曲の解釈と表現の選択」作業を必ず行っている。

番組内では(演出と思われるが)出演者全員が Lisa さんのメモをみて「すごい」を連呼していたが、恐らく出演されているVocalist, Producer の皆さんは同じことを仕事としてやられているのではないのかな?と思って番組を観ていました。

私個人としては何にせよ、Lisa さんほどのヒットメーカーですら一曲一曲もしくは1ステージ1ステージ毎に歌唱プランを立てていらっしゃるわけなので、私も当然それを継続すべきと励まされたのでした。流石にここで私の歌唱メモを公開する度胸はありませんのであしからず。


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