煙草と珈琲

私の好きな物。煙草と珈琲と本と文房具。

喫茶店で煙草を吸いながら珈琲を飲むのが好きだった。今ではそれはなかなか難しい。出来ないわけではないけれど、出来る場所はかなり減った。

煙草を吸いながら珈琲を飲み、そして本を読んだり小説を書いたりする時間は家では取れない。私の部屋は禁煙だからだ。喫煙者なのに部屋が禁煙なのは、子どもと同じ部屋で生活しているからだ。子どものそばでは吸わない。まだ喫煙席が色んな所にあったり、全席喫煙できる店が多かったころでも、他人の子どもだろうが、子どもが居るときは吸わないようにしていた。それは私なりのルールで、私なりの煙草の嗜み方だった。

けれど今、煙草を楽しみながらゆっくりできる場所は少なくなった。どうしてこんなに極端なんだろう。分煙していた店も、完全禁煙になったり、全席喫煙出来ていた店が禁煙の店になった。喫煙しながら食事や珈琲を楽しめる店はどんどん減っていって、喫煙者の楽しみが奪われるのは何でなんだろう。どうして全席喫煙可能を謳う店はこんなにも少ないのだろう。

世の中生きづらくなったなと思う。

まあ、それも仕方ないこと。詮無いことで悩むのはやめよう。私は煙草と珈琲を楽しめる店を大事にして通うだけだ。