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私が書く時

私が初めて何かを書こうと思ったのは、詩だった。授業で、詩作をすることになり、不必要にいくつもいくつもノートに書き連ねたのが最初だった。

私が書いた詩は子どもらしくないからと教師に酷評され、それじゃあ子どもらしい題材で書いてやるよと適当に書いた詩が大層褒められたので、なんだか納得がいかなかった。

それからしばらく創作とは無縁だった私だったが、時はケータイ小説時代になり、私もその時代の波に乗り、詩や小説をネットに公開するようになった。その頃に書いていた小説に出てくる登場人物が、廣瀬碧季という少女で私のペンネームの基になった人物である。

私は小説を書く時、殆ど下書きをしない。思い付きで書くので、いきなりパソコンやスマホ、ケータイ小説時代にはガラケーで小説を書いていた。

noteでもそうで、私は専らタブレットPCを使用して創作を続けている。発表の場は変わったけれど、私の書き方は変わらない。

落ち込んで苦しい時、小説を書くと落ち着いた。自分とは違う自分を生きているようでとても楽しいと思えた。けれど、時々ぱたりと書けなくなる時が来る。

どうしようもない不安や、どうしようもない焦りで、にっちもさっちもいかなくなると、私は読めなくなるし書けなくなる。私が書けるということは一種のバロメーターなのだ。

だから今日もタブレットPCに向かいながら私は書く。

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