見出し画像

#13 名投手について

佐々木朗希くんの先日の登板について。2連続完全試合を目前に9回で降板したやつ。あれは考えさせられたね。野球とは、スポーツとは、エンターテイメントとは、人生とは。

昭和の時代なら考えられへんもんね。絶対投げさせる。もう二度とないチャンスかもしれない。そこを、ロッテの井口監督はスパッと代えた。それを佐々木くん本人も、さらにロッテファンのみならずほとんどの野球ファンが納得したという事実。変わったんやな時代が。昭和とはちゃうんやな。みんなで選手を育てる時代になった。チームのために身を犠牲にして投げる姿は素晴らしいけど、それ以上に大事なことがあると。ファンも選手や体のこと、野球というスポーツを知ってる。いやほんと、佐々木くんは大事に育てて欲しいし、その通りにチームが扱ってるんやと思う。

あの試合でもう一つ思ったことは、8回までパーフェクトに抑えても勝ちが付かないどころか、試合に負けるんやということ。なんてスポーツなんや。9回までヒットゼロやのに、最後の万波くんの一発で全てをひっくり返すという。面白い競技や。一人じゃ勝てないチームスポーツ。

ここから先は

1,659字 / 1画像
広沢タダシによる週刊エッセイです。初月無料です!

週刊「トノ、御無体な!」

¥400 / 月 初月無料

広沢タダシによる週刊エッセイです。ゆるっと深く、丸い手で引っ掻きます。コメント欄はありませんが、Twitterなどでコメントくださいね。 …

サポートはこちらにお願いします。書く元気をいただきます。