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「認知処理療法④」考え直しをやってみる

最近ハマったのは、
中国ドラマの「月に咲く花の如く」です。
全74話ですが、最後まで飽きずに見ました。

今回は「考え直しのヒント」です。

上司からのセクハラ、親からの虐待や見捨てられ、
身内による性暴力、しつこいイジメ等の原因が自分にあり、
その原因をあれやこれやと考えてしまう。

私がその場に行かなければ、あんな事は起こらなかった。

私の良かれと思って行動した事が失敗だった。

前にも同じような事があったのに、
なぜ気が付かなかったのか。
自分は本当に不幸を絵にかいたような運命だ。

以上のような考えを「後知恵バイアス」といいます。

自分が今まで経験した情報をもとに結論を出しています。
その結論を疑うことを今まで知らなかったからです。

勿論、自分の不注意で起こることだってあります。
自分の予測不可能な事まで、同じ感情や思考で
処理するので混乱します。

もし自分の身内から性暴力を受けたとき、
ほとんどが「予測不能」だと思います。

自分が何か誘うような事をしたのではないか、
勘違いするような言動をしたのではないか、
もっと抵抗すれば逃げれたのではないか、

身内を性の対象として見る加害者を責めることは
ありません。

基本的な考えとして、
「良い行いをしていれば良いことが起こる」
「日頃の行いが悪いので、悪いことが起こる」
という間違った事実を本気で思い込んでいるのです。

「悪いことが起こるということは、私の日頃の行いが良くないからだ」

こういう考え方を意識して止めるようにしてみましょう。
無駄な無力感や罪悪感にエネルギーを
吸い取られないようにし実のなる種に水をまくような事に、時間を使うように意識してください。


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