ブルーカーボン事業の広がり
以前にテレビでも取り上げられていたブルーカーボン事業が日本全国の港湾で広がりつつあるとの記事が載っていた。日本は海に囲まれていることから陸地で森林を増やすことでのカーボンクレジット獲得は難しい中において、ブルーカーボンが積極的に行われているというニュースは嬉しい。様々な企業が参入しているということもあり、カーボンクレジット獲得にもつながるからであろうか。
ブルーカーボンとは?
ブルーカーボンについては経済産業省のホームページでもまとめられている。そこからの定義を抜粋すると、以下の通りであるが、これを見ているとアマモなどは稚魚の隠れ場や魚の産卵場所としての役割も果たすことができるので、単純に温室効果ガスを減らすという効果のみではなく、水産資源を守るということにも大きな役割を果たすと思われ、一石二鳥の効果があるようにみえる。
海の積極活用と国際貢献
日本においては、東京都では今後の新築住宅には太陽光発電の設置を義務付けるなど、再生可能エネルギーがカーボンニュートラルに向けた一つのキーになると思われるが、やはり海に囲まれているということを考えると、海上風力発電や、このブルーカーボンなどの組み合わせが大きな効果を生み出すのではないか。
先日に洋上風力発電では色々な規制が絡んでしまい、うまく規模を追求した事業ができないということがあるようだが、このブルーカーボンなども組み合わせたような形でもっと大体的にできないものだろうか。
そしてきっと増加する人口を考えると、より多くの水産資源が消費されるとも思われ、日本発でブルーカーボン事業を世界にも広げ、その水産資源が少しでも飢餓にも役立てるような形にも繋げられないものだろうか。