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最高に愛ある人が亡くなった。岡江久美子さん享年63

岡江久美子さんと言えばNHKの連想ゲームで大和田獏と知り合い結婚。おしどり夫婦として長くしあわせな家庭を築いた方だ。はなまるマーケットではシブガキ隊のやっくんこと薬丸裕英と17年間にわたり司会を務めた。

高齢の母の介護もあり司会を止めてからも仕事はできる限りしていたが、乳がんをわずらい手術・放射線治療を終えたばかりの2月以降仕事に復帰。3月下旬まで元気に過ごしていた。

が4月3日に発熱、6日には症状が急変し重篤な状態に陥る。以来2週間ほど経った昨日23日帰らぬ人となった。

いつも気さくで愛嬌がありあっけらかんとした性格。でいて夫の大和田獏を立てて仕事をしながらも家事を欠かさずやる。さらには若い頃の美貌のまま気品と女性らしさを兼ね備え、誰にでも愛される人だった。

だからこそきょう遺骨を抱えた大和田獏のコメントはとても悲しかった。あれほど元気でいつまでも一緒にいてくれる最愛の人が突然いなくなったとしたら、どれほど悲しく辛いことだろう。そう想うと私たちまで悲しくやるせなくなった。

でもなぜ一気に悪化し亡くなってしまったんだろう? がん初期の闘病による免疫力の低下ももちろんあるだろう。だが私は彼女の、人をおもいやり、心配させまいとする生粋の明るさが逆に手遅れにさせてしまった一因かもしれないと思えた。

岡江久美子の45年来の親友岡まゆみさんの話によれば彼女が乳がんになって治療していたことを知らなかったという。介護を必要とするお母さんのことは大変だと笑い飛ばしても、自分のことは相手が心配するからと思いやり言わなかった。

最愛の夫である大和田獏でさえも、入院1週間前にしか知らされなかったというのだから天性の明るさはもしかしたら人を思いやり心配させないという彼女なりの愛情からきていたのかもしれない。

そんな彼女だから今回のコロナ感染に関しても「元気で治って帰ってくるからいたずらに周りを心配させたくない」という想いから公表しなかったのだと思う。また主治医に相談して4・5日様子を観てくださいと言われれば素直に従い、夫や娘も気丈な彼女を知っているから、今回のことは「まさか」と想ったことだろう。

同時期早期に入院しまだ少し余裕のあるうちからアビガンを処方され4日程度で熱が下がり復活した石田純一と比べるとその結果には大きな違いがあった。石田は人に甘え、託し、最高の治療をお願いした。

しかし彼女は自分よりも人をと遠慮し、医者の言う通りに素直に従った。そのためにアビガンが処方できかったとしたら悔やんでも悔やみきれない。もしあのとき処方されていたら助かった命だったかもしれないからだ。

だが私は、石田が悪くて、岡江久美子が不運で損をしたと言っているわけではない。彼女が最後まで美しく気品があり、人を思いやる人であったことを忘れず、かつちょっとでも異変を感じたらすぐに対応してもらえるよう強く要望し、命を守り、たいせつな人を悲しませないようにすることを誓いたいと思う。それこそが彼女の遺志であり、残された大和田獏と娘の大和田美帆さんの意思だと思う。

岡江久美子さんいつまでも美しく記憶に残る人でい続けてください。そして彼女の死を無にせぬよう私たちは一日一日を大切にし、大切な人と毎日をはぐくみながら生きていきます。

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