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あれほど憧れていたのに嫌になるとき

恋愛結婚カウンセラー、願望達成マスターひろ健作です。

みなさんは、あれほど憧れていたことなのに嫌になる
ってことないですか?

好きでしょうがない彼と遂に結婚。
幸せな毎日が続くと信じていたのに・・・・・・

オーディションで憧れの役をゲット!
遂に大役を演じることになったのに、
何だか満たされない・・・・・・


そんな風に
好きで好きでしかたがないことって
いざ目の前に来てみると、

「あれ!?」
こんな感じだったっけっ
て思うこと、ありますよね。

これ、前々から私が言い続けてきたこと
なんです。

単に、

「好きなことすりゃいい」ってもんじゃない!


ってこと。

好きと嫌いは紙一重。

あんなにラブラブで蜜の味みたいな
カップルが結婚し、ひとたび破局すると、
泥沼みたいになるのもそのせい。


大好きは大嫌いになるし、
大嫌いと想っていてもまた
大好きになることだってあるんです。


そのことを、
愛読誌「マダムFIGARO」で
見つけました。

パリ特集の5月号は買い!

最近、コロナ下のせいか日本の話題が続いていたので
立ち読みで終わっていたのですが、
今回のは「パリ特集!」。

・ルイ・ヴィトンの創業記からの哲学。
・フェンディのデザイナー、カール・ラガーフェルド後の
イギリスの新進デザイナー、キム・ジョーンズが紹介されるなど、
興味深い話満載です。

見た瞬間即買いました。

ページをめくっていると、
つぎの一文が目に留まったんです。

「踊りたかったのに踊りたくなくなった」


ん!? どういうこと!?

気になって読み進めてわかったのは、
日本のバレリーナ、上野水香さんの発言、
ということ。

モナコの「プリンセス・グレース・クラシック・ダンス・アカデミー」で
2年間学び、首席で卒業。

東京バレエ団でプリンシパル(トップクラスのダンサー)を
任され、長らく活動し、昨年45歳で定年により退団。
ゲストダンサーとして引き続き参加しているそう。

幼い頃から憧れていた『ボレロ』を踊るのを、
日本人ただ一人踊ることを認められたとのこと。


そうやって手にした理想の場所――
踊れる喜び一杯のはずだったのに、

「これじゃない! 私が踊りたいボレロは!」


と葛藤の日々が続いたというのです。


なにか違う、これが追い求めていた
ものじゃない!” って思った。


以来、苦しみ、落ち込み、
悩み続けたというのです。


それって何となくわかる気が
しませんか。


歌うことは好き。

だけど人前で歌うのは嫌。


商品をデザインするのは好き。

だけど人さまからお金をもらう役は嫌。


動物と戯れるのは好き。

だけど撮影して動画編集して
流すのは嫌い。

・・・・・・とそんな風に
好きなものには嫌いなものが
くっついているものなんです。


上野水香さんの場合も
単に「ボレロ」を踊れればいい
というのではないと気づいたんですね。


だからこれじゃない! となった。


好きで踊っていてもやはりそこには
観客として観て下さるお客様がいる。


自分が好きなだけでなく
観客の方々にも喜んでいただきたい!


という気持ちで一杯になったというのです。

わかりますよね、その気持ち。


好きなだけでは得られない感動。

コロナ下で思うように踊れない中、
開催した舞台でようやく演じることができ、
万雷の拍手を受け、観客と一体となった喜びが
そこにはあったというんです。


たぶん彼女、完璧さを求め、
すごく繊細で気を遣う性格なのでしょう。
若いときからすごく疲れやすかったそう。

踊った後はエネルギーを使い果たすそうです。

この話を聴いてすごく共感しました。

私も教えに関してこんなんじゃない! と言って
極めていくほうでしたから。

人の目が気になり、
気疲れしてしまうほうでしたから。


そういうときは原点に返り、
自分がほんとうにやりたいことをやり、
よろこびを分かち合えるようになれたら
いいですね。


上野水香さん、
これからもっともっと羽ばたき、
世の中にバレエのすばらしさを
伝えていってくださいね。


あ、そうそう、
ボレロに加えて、シンデレラも
踊るようになったそう。


一度シンデレラを踊っている姿も
観てみたいです。


https://youtu.be/FGF0tsu0vGY

私たちのシンデレラ本(処女作)
■大好きなあの人がずっと愛される本


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