見出し画像

Tiffany&Co.+CryptoPunks の注目プロジェクトNFTiff について調べてみた

Tiffany&Co.から発売されたNFTが話題になっています。 
8月5日 最も高価で有名なNFT、CryptoPunkホルダー向けに250セット、1点30ETH(8月7日現在686万円)でNFTとジュエリーのセットとして(NFTiff)が販売され、30分で売り切れたそうです。トータル売上は15億円。TiffanyとCryptoPunkというビックネームコラボである他に、プロジェクト成功の背景には何があるのか気になったので調べてみました。

Crypto Punksについて
Crypto Punksは2017年にアルゴリズムで生成された 24x24 のピクセル アート画像です。 Ethereumチェーン上に生成された10,000 個限定の NFTS の限定コレクションとして登場しました。パンクな見た目の男女、類人猿、ゾンビ、エイリアンなどの種類属性があります。当初はEthereumウオレットホルダーに向け無料で配布され、 その後売買される様になり、最も人気のあるNFTの 1 つとなっています。現在の最低価格は74.5 ETH ($125,923.62 USD 1500万円)。CryptoPunkのホルダーは3760アドレス有り、トップのホルダーは570個持ち!だそうです。日本人ホルダーで有名なのは池田勇人さん(イケハヤさん)、松浦勝人さんなど。あまりに高額NFTな為、日本人で所有を公表している人はほとんどいないそうです。クリプトパンクスについてもっと深く知りたい方はこちら。

https://www.larvalabs.com/cryptopunks

画像2


画像1

画像3

         #cryptopunk3322 (松浦勝人さん所有)

画像4

         Crypto Punk#2280イケハヤさん所有
 (2021年9月に3000万円で購入されたそうです。前の価格安い。。)

 (2021年9月23日の回でイケハヤさんの貴重な購入裏話が聞けます。)

Tiffany&Co . について

世界的に有名な宝飾品および銀製品のブランド。
1837年アメリカでチャールズ・ルイス・ティファニーにより創業、現在世界20カ国にブランドショップを展開。現在はLVMH(ルイヴィトン財団)に属しています。
当初から各商品に値札をつけ値引き交渉に応じないという革命的な販売ポリシーを貫き、文房具や装飾品などを扱い、その後宝石事業に進出。
この事業が大成功し、アメリカ第一の宝石商という現在の地位を築く。
ダイヤモンドが最も美しく輝くティファニーセッティングや現在主流となった6本の立て爪のセッティングやスターリングシルバーを開発。またティファニーランプなど米国内のインテリア界においても時代を牽引していました。1961年にはオードリー・ヘプバーンが主演した映画『ティファニーで朝食を』のヒットにおいてその名を不動の地位に押し上げました。

New_Flasgship_Rendering_Crops936x560のコピー

     2022秋に本店がリニューアルオープン予定だそうです。
      写真は現在の仮店舗(ネクストドア)

NYの5番街に現在も営業しているこのこの店は宝飾品から文房具に至るまで幅広い品揃えと幅広い客層を惹きつけています。またフランク・ゲーリーなどの建築家などをデザイナーとして起用したり、現在はBlack PinkのRoseをイメージキャラクターとして起用し、幅広い世代にも話題となるプロモーションを行なっています。ティファニーのカンパニーカラーは1837年から使用されているティファニー・ブルー(TIFFANY BLUE/TIFFANY BLUE BOX)であり商標登録されています。この色はコマドリの卵の色(Robin egg blue)から来ているそう。(以上Wikipediaから抜粋)

NFTiffについて
8月3日に100個のプレセール、8月5日にセールを行い即完売。NFTは今年、ジュエリーは2023年に届くそうです。こちらがジュエリー。30mm*30mm    ベースとチェーンは18k ,(ピンク、イエロー)
表面にダイアモンド、サファイア、肌の部分はエナメルで保有のCrypto Punkを忠実に再現。 背面にCryptoPunkのロット番号入り。文字通りこれもNFT( Non Fungible  非代替)なジュエリーですね。 

画像6

画像7

NFTiff成功の背景

Crypto Punkの所有自体が現在ステータスの証であり、所有者の多くは高額なNFTも多数保有している富裕層であると思われます。そこで一旦ターゲットが絞られます。またNFTの所有において持っている人に分かる感覚としてアイコンに用いたり所有する事で愛着が生まれ、現物があれば欲しいという感情が生まれます。但、バックにイラストとかはダサいけれどジュエリーならば身につけやすくデザインと商品との親和性もあると思います。

現物もNon Fungibleな商品をTiffanyが提供するという事で、NFTの中で最も価値の認められたCryptoPunksを現物化するというプロジェクトの目新しさとTiffanyの持つ伝統的な価値が掛け算され、大成功したのでは思います。
またNFTとジュエリーはそれぞれに今後の値上がりも期待できます。NFTのドロップは今年だそうですが、ジュエリーが届くまでNFTを保有している事(転売しない)事が条件となっています。オリジナルのCryptoPunks+今回のNFT+ジュエリーを持っている事で一層の付加価値も高まるのではと予想されます。NFTiffプロジェクトをもっと知りたい方はこちら

https://nft.tiffany.com/faq/

今後
今回の成功を受け、NFTと連携させた特にハイブランド商品の展開は今後も発展すると予測されます。既に第二弾を行うとTiffanyは発表しているそうです。 暗号資産、NFTなどデジタル資産が登場して以来、物理的なものしかなかった世界から共存する世界に突入しました。WEB3.0やデジタルの波が大きくなり、現物のみの世界を飲み込もうとしている未来は近づいてきているなと思う今日この頃です。 ここまでお読み頂きありがとうございました。

おまけ TiffanyのTwitter アイコンがゆる可愛い。

画像8



 







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?