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名前に引っ張られる②

クロス

 スケートで習得したい技術といえばクロスオーバーですね。コーナーでスピードを落とさず足を運んでいく動作は見た目にもかっこいいです。ただ、クロス=交差というイメージに引っ張られすぎると、上達したいときにちょっと困ったことになるかもしれません。

交差するのはどこ?

 クロスと聞いてイメージする動作はこんな感じ(A)ですね。右脚と左脚が交差してX字になっています。 けれど「脚を交差すること」に気を取られると(B)みたいになったりします。

 クロスという言葉のイメージを追うあまり、正面から見て❌字にしようとすると却ってブレーキになってしまったり、右足が左足を越えるときにぶつかりそうで怖かったりします。

クロスは、横から見てクロス

 そんなときは少し視点を変えて、横からのイメージでクロスをしてみるといいかもしれません。この図でも脚同士はちゃんと交差しています。
 足(靴)の位置は、正面から見るともしかすると交差の位置にはないかもしれませんがそれでも大丈夫です。大事なのは足が交差することではなく、常に身体(重心)の下に足が来ることです。

 このイメージで行けば、右足を高々と上げて交差させることはありません。右足を左足の近くまで寄せる練習から始まり、その動作の延長線上にいつかクロスが来ます。そしてそのためには身体を前(斜め前)へ運ぶことが大事になってきます。身体(重心)の移動が上達していけば自ずとクロス動作も大きく、速いものになっていきます。


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