スケーティング改善トレーニング①

トレーニング一人目はTakadaさんです。

【バックグラウンド】
25年以上のスケート歴があり、選手としての実績もコーチとしての実績も一流で、書籍やウェブマガジンなど普及活動にも熱心、90年代から日本のスケートシーンを牽引してきたスケーターの一人です。
何と言ってもスラロームで有名ですが、アグレッシブやホッケーの経験もあります。
ただ、これまでスピード競技的な滑りにはあまり触れたことがなかったそうで、またスラローム競技にも活かせるかなということで受講してくれました。

【課題】
・短距離のダッシュが速くなりたい。
・スピードスケーターの長距離の滑り方を知りたい。

【トレーニングスタート】
競技的にスラロームがメインになるので、スケートの繊細なコントロールも重視して実施しました。
足裏で感じる重心の変化を捉えて、身体全体を隅々まで制御するトレーニングに時間をかけ、また、体重の移動を意識すること、同時にダッシュにも関わることなので、移動の速度にも気を配ってもらいました。

スケートを履いてからは、スピードスラロームのスタートを念頭に置いて、ステップの位置から身体の運び方まで、細かい変化をつけながら何本も練習をして、改善していきました。
その後もう一つの課題の、長距離スケーティングの方では、いくつかのアプローチを試しながら、体重移動をフルに使ったスケーティングに徐々に移行していきました。

実施前は今さら教えることが残っているのか(笑)とも一瞬思いましたが、スケーティングにも流行り廃りがあり、今のトレンドや、新しいテクニックなど、競技の外からはなかなか触れる機会のない事もあります。ベテランだからこそ基本的なところをおさらいするメリットも大きいのかもしれません。


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Hiroqui Totori
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