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南貞山運河の土手への立ち入りについて、調査してきたよ、の巻。

仙台空港RWY27側の絶好の撮影ポイントである、南貞山運河の土手、通称貞山堀の土手
復旧工事の後は、空港のフェンスよりも土手の方が高くなったために、絶好の撮影ポイントになりました。

ここの土手は、昨年に「空港のセキュリティの関係で立ち入りができなくなるのではないか?」という疑問が寄せられたために、名取市、宮城県、航空局、仙台国際空港株式会社の4者を訪問し、調査しています。

一連の調査で、この土手を管理しているのは宮城県(の土木部河川課)というのがわかりました。
土木部河川課の当時の担当者から「立ち入りに問題はないが、落下なども考えられるので、あくまでも自己判断・責任で入ってください」という回答をもらっています。

その後、土手は撮影できる場所であることを拡げてもらい、撮影ポイントとしても復旧できた、という経緯があります。

それが今年の年明け直後に、驚くような話題が入ってきたのです。

とある撮影者が、この土手で撮影が終わった帰り足、2名の警察官が土手に入ってきて、「工事中で立ち入り禁止の場所に入っていた」ということで、警告と免許証の提示(=職質)を求められたとのこと。
これを聞いた方から「方針が変わったのか?」という相談を受けたのです。
このため調査しました。

◇名取市

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担当は復興まちづくり課です。
空港周辺の北釜橋、北釜大橋の架け替え工事や、それに伴う土手の復旧工事を県から請け負って担当している部署です。
今回の土手周辺で、工事をしているのは北釜大橋なので、伺ってみました。
課長とお話ししましたが「(この付近で撮影者が) 工事に邪魔になる、などを警察に要請・相談はしていない」とのこと。
また、今回のような警察からの職質というのも聞いたことがないと答えてくれました。

◇宮城県

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先に書いたように、南貞山運河を管理しているのは宮城県です。
そのため、前回に同じく土木部河川課を伺いました。

対応してくれた方のお話では、以前と同じく「土手に入ることに問題はないが、万が一に落ちることもあり得るので、あくまでも自己判断・責任でお願いしたい」とのこと。
土手でも、今現在入れないのは、復旧工事のために撤去された旧北釜大橋周辺です。それ以外は工事完了しているので、問題ないと聞きました。

警官からの注意などについては「場所が土手なので、関係すると思われる河川法で取り締まるような内容はないし、立ち入りを禁止して取り締まるような法的な根拠もないし・・・」と非常に困惑していました。
なので「警察官が入ってきたのは、航空法の関係なのでは?」と言われています。

ただ、土手と空港敷地までのフェンスの距離はありますし、妨害するような行為があれば、職質どころではないはずです。

また、気になったので聞いてみたのが、下の写真(北釜橋のたもとで土手の入口)なのですが・・・、

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この三角コーンとロープの管理者は誰なのか?ということ。立ち入り禁止の旗もボロボロに劣化しています。

土手を管理しているのは宮城県なので「宮城県のものなのか?」と聞いたのですが、「北釜橋と一体で工事にしたのが名取市なので、名取市」との回答をいったんもらいました。
その後、電話で「仙台土木事務所の可能性もあるので、確認させてほしい」と連絡がありました。

◇これからどうするか

まずは、この三角コーンとロープの管理者の確認です。
それと、北釜橋の完成後に議会の常任委員会で視察したときに、三角コーンとロープの意味を名取市の土木課などに聞いたときには「土手に車輌が入らないようにするため」というのを聞いています。
故に車輌が入らないようにするのが目的なのであれば、立ち入り禁止ではなく、車輌進入禁止や、立ててあるのも三角コーンではなく別な方法などに改めて、さらにわかりやすくすれば良いのではないでしょうか。

この辺の整理を進めて安心な撮影スポットとして認知度を拡げられれば、と考えています。

ただ、警官が入ってきたのは謎のままですけど(^^;)・・・?

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