値引きすると満足度は下がる?『値引きの罠』とは?
こんにちは、田中 幸裕です。
先日、ネットショップを経営している
友人と話をしているときに
「いつも値段を決めるときに迷ってしまい
色々迷った挙句、当初思っていたよりも
低めの値段で売ってしまっている…」
という話を聞きました。
僕も何か商品を売り出すときは
「値段をいくらにすべきか」
を決めるためにたくさんリサーチもするので
結構時間を要します。
しかし、友人の話を聞いていると
「お客さんから高いと思われたらどうしよう…」
「高すぎて満足度が下がるかもしれない…」
などという恐怖の気持ちから
不必要に値引きをしてしまっているようでした。
実際、他の人からも
「高い値段で商品を売ることに抵抗がある」
といった相談を受けることがよくあります。
そこで今日は
商品を販売する際に必須となる
値段設定を行う際に
絶対に知っておくべき『値引きの罠』
についてシェアしたいと思います。
◆『値引きの恐さ』が分かる“とある実験”
悪いものではないと考え
良かれと思ってする値引き。
この値引きがもつ『恐さ』が分かる
こんな実験があります。
20人の被験者にワインを飲んでもらい
「どれくらい満足度したか」
を調べるという実験で
9,000円の値段のまったく同じワインを
「9,000円のワインです」と言って
飲んでもらったときと
「1,000円のワインです」と言って
飲んでもらったときの
満足度を比較しました。
その結果は・・・
なんと、
全く同じワインにもかかわらず
被験者20人全員が
「1,000円のワインです」と言われて
飲んだときのワインの満足度の方が
低かったんです。
◆価格は満足度に大きく影響する
この実験のポイントは
全く同じワインなのに
満足度に差が出るという点です。
しかも被験者全員の満足度が下がるんです。
この実験からわかるのは
「値下げをすればするほど
お客さんの満足度は下がる」
ということです。
もしあなたの商品が
本来1万円の価値のがあるものなのに
恐怖の気持ちもあり
良かれと思って5,000円に値引きをすると
お客さんは半分の価値しか
感じてくれない・・・
なんていう、めちゃくちゃ悲しいことが
起こってしまう可能性大ってことです。
値引きをすれば当然、
利益は下がるし
さらに良かれと思ってやったのに
お客さんの満足度も下がってしまう…
そして、最終的には
せっかく頑張って集客をして
あなたの商品を買ってくれたお客さんの
信頼までも失うことになってしまいます…
信頼を失ったお客さんが
あなたの商品を再度買ってくれる可能性は
たぶん、もうありません。。。
これが値引きの恐さです。
安易な値引きは
かなり大きいリスクを孕んでいるんです。
◆値引きを回避する方法
他の例でも値引きの影響を考えてみても
例えば
テーマパークのUSJが入場料を年中値引きして
いつでも1,000円で入場できる
という状態になったり
ルイ・ヴィトンが年中セールをして
いつでも3割引きでカバンを買える
という状態になったら
非日常感も特別感もワクワク感も
全くなくなってしまうと思います。
しかし、
世の大半のビジネスにおいてはこういった
“everyday low price” 的にセールをする
という思考から抜けられていないのが
現状です。
では、お客さんをしっかり集客しながらも
この「値引き」を回避するためには
いったいどうすればいいのか?
つづきはこちら
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