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交通事故

2023年5月26日
ひろぽん先生

 交通事故で車に轢かれてから、あちこちが痛み、一時はトイレにも行けなかった。交通事故の怖いところは、症状が後になってから出てくるところだ。
痛みが、あちこち移動する。
リンパ液のたまったふくらみが、ヒザのあちこちを移動しながら、同時に痛みも移動する。
 食事もできず、このまま「死んでしまうかも。」と考える。自分の生きてきた意味を考える。常々死ぬときは「色々あったが、なかなか良い人生だった」と思って逝きたい」と考えていたが、そうなりそうにない。
 なぜなら、晩年の楽しみにしていたYouTubeが未完成だからだ。国語と算数の一部しかあげていない。
 しかも、どの動画も編集・サムネイル・タイトルの見直しをしなければならない。荒削りだ。このままでは、死んでも死にきれない。
 そうこうするうちに、長いこと寝込んで、「わたしは、人生上で何をしてきたのだろうか」と考えるに至った。
「身勝手な自分の言い分を通して、まわりの人への感謝を忘れていなかったろうか。」
「自分のことを最優先するあまりに、だまってほほ笑んで自分を見守ってくれている人の親切を、気づかぬふりをしていたのではないか。」
そういうことに思いをはせるようになった。
 病状が、これから快方に向かうのか、悪化するのかは分からない。
 しかし、今は運を天に任せ、やるべきことがまだあるのなら、生かしてほしいと祈るのみなのである。


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