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Microsoft(MSFT): FY2022 1Q決算|クラウドが成長を牽引

決算発表シーズンの今回は2021年10月26日にマイクロソフトが発表したFY2022の第1四半期決算(7-9月)を解説します。

なおこのノートでは、GAFAMを中心とする米国や中国の高成長テック銘柄を取り上げて記事にしてますので、これを機に是非フォローをお願いしますm(_ _)m

0.マイクロソフト事業概要

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まずはFY2022 第1四半期(7-9月)決算に入る前に、Microsoftのスナップショットを見ていきましょう。

マイクロソフトは言わずと知れた総合IT企業で、その収益の31.3%がOffice365を含むOffice関連、23.7%がAzure含むサーバー関連事業からの収益、Windowsが13.8%、X-boxなどのGamingが9.1%など多角的な経営がされています。

1.FY2022 第1四半期(7-9月)業績ハイライト

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FY2022 第1四半期(7-9月)マイクロソフトの売上高は前年同期比で約22.0%増の$45.3Bil (約4.9兆円)、営業利益は27.5%増の$20.2bil(約2.2兆円)と増収増益、パンデミック禍での「特需」が薄れるなかでも拡大に弾みをつけて成長をし続けています。

例年7-9月期は4-6月期と比べると、落ち着く傾向にあるため、QonQでは売上高成長率は緩やかではあるものの、AzureをはじめとするクラウドサービスやOfficeなどの主要なプロダクトが引き続き成長を牽引しています。

2.決算説明会のハイライト

続いてマイクロソフトが公表しているFY2022 第1四半期(7-9月)のプレンテーション資料をもとにセグメント別の業績を詳細に見ていきましょう。

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●Productivity and Business Processes(法人向け ビジネスツール部門)
同部門の売上高はYoYで22%増加し、$15.0b(約1.65兆円)

 - 法人向け「Office 365」の売上高がYoY23%増加が牽引し、法人向けOffice製品/クラウドサービスの売上高がYoY18%増加

 - 個人向けOffice製品/クラウドサービスの売上高はYoY10%増加、Microsoft 365 登録者は前期から220万人の増加し、5,410万人

 - Dynamics製品/クラウドサービスは売上高がYoY31%増、特にDynamics 365はYoY48%増

 - ワクチン接種の普及とともに経済活動の正常化が進み、企業の採用広告が増加したことで、LinkedInの売上高はYoY前年同期比42%増

「Office Consumer 」は10%増、「LinkedIn」は42%増、「Dynamics 365」は48%増

●Intelligent Could(サーバーやクラウド事業部門)
同部門の売上高はYoY+30.6%増の$16.9b(約1.86兆円)

 - サーバー製品/クラウドサービスの売上高はYoY35%増加

 - 使用量ベースのサービスが伸びを牽引し、AzureはYoY50%増

●More Personal Computing(一般消費者向け製品部門)
売上高はYoY+12%増加となる$13.3b(約1.46兆円)

 - Xboxコンテンツ/サービスは前年の在宅需要の反動からサードパーティタイトルが減少したが、ファーストパーティタイトルとXbox Game Passサブスクリプションが伸びYoY2%増加

 - Surfaceは在宅需要の反動や部品不足等の影響によりYoY▲17%減少

 - Bing/ニュース広告は40%増加

3.市場の反応

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GAFAM決算の中でも明暗が分かれる中で、市場予想を上回る結果となったことを受けて、決算発表翌日の10月27日には4.2%上昇

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特に、同決算発表で発表されたFY2022 第2四半期(10-12月期)の見通しでは、Intelligent Cloud部門をはじめとする3部門全てにおいて市場予想を上回る見通しが示されたことが好感されたようです。

FY2022 2Q(10-12月期)の売上高見通し
Intelligent Cloud:$18.1~18.3b(約2.0兆円)
Productivity and Business Process:$15.7~15.95b(約1.7兆円)
More Personal Computing:$16.3~16.7b(約1.8兆円)

4.最後に

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またこれからもGAFAMを中心とする米国や中国の高成長テック銘柄を取り上げて記事にしてますので、これを機に是非フォローをお願いしますm(_ _)m

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