見出し画像

【今日のコラム:かつらの将来性について】

先日、村上春樹の小説を読んでいたら、「かつら業界は儲かる」ようなくだりがあった。

安いもので50万円、しっかりしたもので200万円と高額で、2~3年で交換しないと、品質が著しく落ちるとのことだ。新中古車でさえ、200万円前後のそれであっても、最低10年は乗るだろう。そうかんがえると、かつらのランニングコストは、恐ろしく高い。一度、かつらを始めて、やっぱ高いのでやめた、とはいかないだろう。そう、一度、足を踏み入れると、泥沼のような地獄に陥ってしまう。いわゆる、ローンで住宅を購入するのに近いところがある。
 
そこで、私は考えた。すごく浅はかな考えだ。
「かつらのサブスク、月額3,980円!」であれば、ユーザーは助かるし、メーカー側も固定収入が得られる。上記、浅はかと書いたが、ネットで「かつら サブスク」と検索すると、やはりその事業は多数あった。ああ、やはりなあ、甘かったなあと思い、色々見ていたのであるが、サブスクのほとんどがかつらと言うより、女性のウィッグ(?)がほとんどで男性が悩んでいるそれとは違った。ワンチャン、狙えるかもしれない!
 
そうなると、メーカーに相談しないといけないし、アイデア量として数パーセントのロイヤリティをもらうか、でも、相手もプロ集団、一度はサブスク的なことは考えているに違いない、なにかの事由で、それをやっていないのであろう。となると、在庫を多数持ち、またメンテナンス部門も立ち上げ、自身で切り盛り(経営)しなくてはならない。ざっと、イニシャル、一時の資金として軽く1億は必要である。このようなユニコーン企業に投資してくれるキャピタルゲインのような投資会社いないかなあ。または、政府金融公庫で低金利で1億かしてくれたら、ワンチャン人生をかけて挑戦し、ダメなら破産すればいい。
 
ホリエモン曰く、アイデアを持っていてる人はやまほどいる、それを行動に移せない人が殆どだ、ようは行動できるか、できないかで商運は決まる。
 
うーん、かつらで人生の後半をかけてみようかな。
しかし、問題はひとつ。
私自身、フサフサで禿げる見込みは一向にない。
 
そう、禿げの気持ちがわからないのが大きな不安要素だ。
 
 
つづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?