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【今日のコラム:ペットボトルの危険】

私は基本的に倹約家だ。
平たく言うとケチなのである。
 
なんでも新しいものを使わずに、使い古したモノを再利用する。
 
その中のひとつが「ペットボトル」だ。
私は500mlのボトルウォーターをECサイトで買っている。
1本あたり53円と割とやすい。まあ、格安ディスカウントセンターのそれに比べると、やや高いのかも知れないが、買って車に積んで、家まで持っていく手間と労力を考えるとECで買う方がコスパは良い。
 
特に私は人より、水を多く飲む。これは昔からの習慣で決して無理して飲んでいる訳ではない。とにかく、水を飲まないと、なんか常に喉が渇いている感じがするからだ。
 
会社にもいつも500mlのボトルウォーターを置いていて、500ml飲み終えるまでに、会社のウォーターサーバーより、追加重充填する。
普通の人であれば、1日これを繰り返し、その日の終業時にペットボトルを捨て、翌日、新しいペットボトル(既にミネラル水が入っている)を持ってきて、また、1日の充填ルーティンを繰り返している。
 
私は違う。
毎日、新しいボトルウォーターを持ってくるということは、家のボトルウォーターの在庫が減ることになる(当たり前であるが)。私はそれを比重に勿体なく思う。だって、ペットボトルさえ会社に置いておけば、半永久的に、新品のボトルウォーターをおろさず、会社のサーバー水を使うのみで、自分の財布を痛めることはない。
 
しかし、夏は一味違う。
コレを1ヶ月続けていくうちに、飲み口からアンモニア臭のような、腐った匂いがしてくる。それはそうだろう。洗いもせず、サーバー水を充填しては飲みの繰り返しであるから、飲み口にも菌が繁殖するはずだ。よって、2週間に一度は水道水で中をすすぎ、飲み口あたりを丁寧に洗う。キャップの接触箇所もあらう。

これで万全、と思いきや、夏の細菌類のパワーは違う。
一昨日、洗ったはずのペットボトルの飲み口から、更にましてアンモニア臭というか、家畜のような匂いがする。会社のサーバー水とはいえ、中身をすて洗うのはもったいないので、その強力悪臭に耐えながら、なんとか、飲み干し、その際はなくなく新しいボトルウォーターと交換する。夏に一ヶ月使ったペットボトルの飲み口というのは、そうだな、昔ながらの臭いラーメン屋の匂いがする。通には受けそうな香であるが。
 
幸い、今のところ健康を害していないが、もう50歳になった今、節約は良いが、もう少し自分に優しくしてゆこうと思う。
 
1ヶ月使ったペットボトルは洗っても家畜の匂いがするのだ。
 
 
 
つづく



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