某福祉事業団、“辞令交付式”に感じた違和感。

今月から、いまの勤務先の施設で正職員になった。はじめ派遣で入り、それから職員採用に応募してまずはパートからスタートし、それから常勤に転換したのだ。

ここは静岡に拠点をおくらしい、全国に約13000人の職員を抱えるという社会福祉法人。“エデン”などの評価の高い高級老人ホームをいくつか経営していることから、興味をもっていた団体だった。一方で、実際に働きだしてその問題点にも気づいてきている。ここで取り上げるのは、その仰々しさ、堅苦しさ、形式主義的なところである。
 たとえば、先日は辞令交付式なんて下らないものがあった。朝礼のときに、支配人(施設長のこと)から辞令書を交付され、それを恭しく受取り、なにか挨拶を述べる、という下らないものである。こうしたことをお役所がやるのであれば百歩譲って仕方がないと思うだろう、しかしここは介護施設である。一介の社会福祉法人がなに気取ってんの?? とおもわず苦笑してしまいます。
 しかも、課業が始まる前にやらされたことも気に食わない。つまり、勤務時間外に辞令交付式を行っているのである。労働時間には含まれていないのである。

わざわざ派遣から正職員になり、しかも施設には紹介手数料までかけさせてしまったわけだから、長く勤めたいとは思っていた。さすがにしばらくは身を置きたいとは思っている。しかし、こうした違和感があることなどからどこかで見切りをつける必要がありそうだな、といまから感じています。