似て非なる殿堂

サウナから上がり半露天に直行する。
チープな椅子に腰を掛けて空を仰ぐと、少し冷たい風と時雨が肌に触れる
そして目に入るのは、赤と黄色と黒の奇抜な看板。

はじめは景観を害しているのではないかとも思ったが、最近はこれがしっくりくるようになってしまった。今更気づいたことではないが、人生の大抵の問題は慣れが解決してくれるのだ。人間本当にそれでいいのか。

しかし慣れとはいえ、自分の認識の間違いを正さなければならないときは素直に間違いを受け入れなければならない。
激しく安い殿堂ではなく、驚くほど安い殿堂なのだ。

あのペンギンだって、なんでも吸い込むピンクボールの敵役とは似て非なるキャラクターなのだZOY

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