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仙台89ers:2023-24シーズン 第7節(11/8 Away Game vs 秋田 at CNAアリーナ☆あきた)雑感(バスケットLive観戦)

第7節のプレビューはこちら。


◯試合前トピック

・特になし

トーマスとワシントンの件をプレビューで触れたので、今回は特にありません。

◯Game(11/8 19:05 TO)仙台87秋田66

Game1のエントリーメンバーはボックススコアにて。スターターは以下の5人。

13 阿部諒
14 青木保憲
15 渡辺翔太
45 ネイサン・ブース
52 ヴォーディミル・ゲルン

今節も前節からメンバーは変わらず。加入リリースのあったワシントンもベンチ入り。澤邊は仙台市内で行われたパブリック・ビューイングにゲスト参加。

GameはTOHOKU CUP時には不在だった熊谷が自ら持ち込んでのシュートで秋田が先制。秋田はその熊谷のゲームメイクから仙台ゴールに迫ってきますが、仙台ディフェンスの手癖がファウルになってしまい、1Qの早い段階でチームファウルを4としてしまうと、Gameはやや秋田のペース。仙台はシュートの精度が立ち上がりは今一つでなかなか得点が伸びません。秋田のほうは仙台からのファウルドローンで得たFTを着々と沈めては少しずつリードをとっていきます。熊谷の連続ポイントで11-16の5点ビハインドとされたところで仙台ベンチがTO、秋田に傾きつつあるモメンタムをまずは止めにかかろうという構え。

TOが明けると仙台のディフェンスが少しギアアップ。秋田のオフェンスを止め続けては、自らのポゼッションではしぶとくオフェンスリバウンドを拾って2ndチャンスにつなげると6-0のランで一旦逆転。同点で迎えた残り10秒で仙台のポゼッション、阿部がペネトレイトからファウルドローンでFTを得ると1本決めて1Qは18-17とわずか1点ではありますが前に出る形で終了。

2Qはクロスゲームの様相となり、ポゼッションごとにリードチェンジする展開が続きますが、ブースこの日2本めの3Pが決まり一歩前に出ると、秋田ベンチが仙台にモメンタムをわたさないよとばかりのTO。しかし仙台ディフェンスの変わらないインテンシティの高さの前に秋田はターンオーバーを連発、仙台はそのすきをつき少しずつリードを広げると、OTO時点では32-26と6点リード。OTO後は秋田の連続ゴールでリードが少し詰められますが、2Q最後のポゼッションを阿部がしっかり決めきると、前半は41-35として終了。

仙台があまりシュート精度が上がってこない中、秋田もなかなか決めきれない状況でやはりライバル同士、簡単にシュートを決めさせないディフェンスでクロスゲームの展開です。しかし仙台のほうがややディフェンスがよく、その分2ポゼッションのリードをとることができました。後半もその調子でいいディフェンスからいいオフェンスへつなげてさらにリードを広げていきたいところです。

3Qは阿部が自らプッシュしたりファウルドローンからのFTで少しずつリードを広げる中、ディフェンスはますますインテンシティが高まり、秋田のオフェンスを実に3Q開始からの3分間ちょっと、ザックの得点まで止め続ける展開。仙台のほうはしっかりしたボール回しで着実にゴールを沈め続けリードを広げていく一方ディフェンスのほうも変わらず冴えわたり、先ほどのザックの得点以降も秋田にゴールを許しません。秋田はこのQですでに2回のTOを消費するもモメンタムは仙台に傾いたまま。結局3Qは秋田に5得点しか許さず、仙台は阿部がミラクルブザービーターを決めてしまうおまけまでついて25得点、このQだけで20点のリードを作ると3Q終了時点で66-40と26点の大きなリードとすることができました。

前節のGame1同様、3Q終了時点でこれほどのリードがあれば、普通であればまず逆転されることはない点差ではありますが、これまでずっと仙台を黄援してきた身からするとやはり完全には安心できないのは悲しい性とでもいいましょうかw4Q自体がガベッジタイム状態でもありますが、そこは最後まで極力緩めず少しでもリードを多くとって終わらせたい。しかしここはおめおめと負けていられない秋田が意地をみせ、このQはじめてコートに上がった小栗が一人気を吐くように3Pを沈めてみせ、このQで3本の3Pを決め9得点のキャリアハイ。その小栗の気迫の前に仙台もあたふたしなくてもいいのに少し浮足立ってしまい、シュート精度が落ちてきたり細かい合わせのミスが目立つようになると徐々にリードを詰められ、OTO時点で75-51。しかしさすがにこの時点で勝負あり、仙台は時間を使いながらGameをクローズして87-66と大差をつけての完勝です。

気になった選手:ヤン
キャリアハイの得点を更新する素晴らしい活躍を見せた阿部といきたいところですが、ここはヤンをピックアップ。プレイタイムは18分50秒ながら12得点7リバウンド4アシストは立派なスタッツ。特に積極的にリバウンドに飛び込むハッスルプレイで仙台がモメンタムをつかみ続ける原動力ともなりました。日本で4季めのプレイとなりますが、阿部同様その持てるポテンシャルが覚醒の兆しで、今後の活躍にも大いに期待です。

◯最後に

想像もしなかった結果に些か驚いております。とはいえプレビューの展望通りというか、ここまでのスタッツ通りの結果になった感もあるはあるのですが。前半こそ秋田のディフェンスを前に少し攻めあぐねていたところはありますが、Game全体を通してみれば今季のスタイルをしっかり貫いた、貫けた快勝となりました。チームコンディションの良くない相手にもあまりお付き合いすることがなくなってきているのも良き。

それにしても、秋田の状態の悪さは一体どうしたんだろうと思うぐらい深刻そう。けが人がいる、新規獲得の外国籍がフィットできなかった、など様々なファクターが積み重なって今の状態にあるのでしょうが、前田HCの試合後会見のコメントを見るに、やりたいことがやりきれておらず、選手たちがやや自信を失いかけているような・・・。

定評のあるHCが指揮を執り、日本籍選手に代表級のいい選手を揃えたにも関わらず、チームとして機能せずに敗れている様にものすごく既視感があるな、と思ったら、ワタクシのもう一つの推しクラブ、ベガルタ仙台の今季の状況ととても酷似しているのでした・・・。

閑話休題、他クラブの内情について語っても詮無きこと。仙台の方に目を戻しますと、けが人が多発している中、チームとしてケミストリーがよく、スタイルが崩れない状況なのは素晴らしい。的確な選手の獲得とそれに応える選手の能力、選手たちの能力を引き出してみせた藤田HCの采配とスタッフのサポートなどここまではうまく噛み合っていて、このままいけばかなりいいところまでいけるのでは・・・と思いたくなります。しかしここは第2節のレビューに登場いただいたあの方に今一度お出まし願いましょうw

おなじみの名言

あの時はこの立ち上がりの4連敗で先行き不安なところもありましたが、4Gameのみの結果をもって今季の仙台について判断したり、選手補強だ戦術だとまだ慌てなくてもいいのでは、としていましたが、その時とは逆にここ最近は好調とはいえやはりまだ慌ててはいけないかなとw

今節で12Gameを消化しレギュラーシーズンのすでに1/5が経過、次節では1/4弱経過となり、リーグの趨勢も朧げながらに見えてきた感はありますが、この先なにがあるかはわかりません。いまだにコロナは猛威を振るっていますし、インフルエンザも今季は久々に大流行の兆しだったり、今いる選手がさらにけがで離脱しないとも限りません。一つ歯車が狂えば仙台も昨季のような連敗のトンネルに入り込む可能性もあるでしょうしね。

まずは選手たちがケガなくこの先もシーズンが進んでほしいですし、いつも言うように「Grind!」の精神を胸に愚直に自分たちがやるべきことをやり続けられれば自ずと結果はついてくるでしょう。それは我々黄援する側も同じで、勝敗に一喜一憂しながらも、特に良くない時にどれだけブレずに後押しできるかが大事だと思っています。お前がそれ言うかw、と言われそうですがw

次節は破竹の勢いで快進撃を続ける長崎とHomeで対戦。ジャパネットグループの潤沢な資金をバックに2021-22にB3へ参入して以来最短期間であっという間にB1へ駆け上ってきた新興クラブ。B1でもそのオフェンスの破壊力で現在8勝4敗で西地区4位につけています。今季は日本代表選手の馬場を迎え入れますますオフェンス力に磨きがかかっている感じ。対峙するのもなかなか骨が折れそうですが、仙台の持てる力をもってすれば十分に闘える相手なはず、恐れずひるまずにまいりましょう。

なお次節はSENDAI GREENデー。来場者全員に緑ユニがプレゼントされることになっておりますので、皆様お誘いあわせのうえカメイアリーナに向かいましょう!いつも足を運んでいるファン・ブースターもいつも以上のダイキエンで選手たちの後押しをいたしましょう!

それではまた。

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