仙台89ers:2023-24シーズン 今シーズンのワタクシ的ベストGame3
今季のB1はワイルドカード1位(第7シード)でCS進出した広島が下剋上を成し遂げ初優勝を勝ち取り全日程が終了。B2では圧倒的にレギュラーシーズンを勝ち上がったA千葉がプレイオフ準決勝で越谷に苦杯をなめさせられ2季連続で昇格を逃すというこちらもサプライズ、そのA千葉を打ち破った越谷と、B2降格1年で即B1復帰を見事に果たした滋賀が来季B1を闘うこととなりました。
さて、そんなこんなで巷では選手たちの去就がとりざたされるようになっているものの、今季はいささか各クラブとも動きが鈍い感はある中、昨季も行いました今季のワタクシ的仙台89ersベストGameを3つほど選びたいと思います。
ベスト3Gamesの前に今季の全体の勝敗表を一応上げてみます。今季はワタクシ、現地観戦に行きも行ったり、50Gamesに達しておりました。今季のAway Gameは沖縄と島根以外はそこまで遠くもないところが多かったこともあるのですが、多くのアリーナに訪れることができて感無量です。
第3位 24/1/21 第18節 HOME vs 川崎 Game2(At Arena)
言わずと知れた中地区の強豪で、昨季はHome Gameでようやく初勝利。地区違いなので2Gameしか対戦することがないのですが、今季もHome Gameでの対戦。
Home Gameとしてはこの前々節佐賀戦でGame1の1Q以外は全く精彩を欠いた、チームとして何をしたいのか全く分からない今季Worst3に入る不甲斐ないどころではないGame運びを見せてしまったところからAwayでのA東京での完敗と3連敗のあと、どう立て直すことができるのかいささか不安の残る中での対戦でした。
しかしながら川崎は今季限りの引退を表明していた大黒柱のファジーカスやシューター野﨑が負傷のため欠場がつづいており、ヒースもコンディション不良のため個の仙台戦が久々のエントリーということで苦しい台所事情で連敗が続いていた時期でもありましたが、Game1をしっかり勝ち切った後で、Game2も終盤まで競り合いながらしっかりと勝利をクリンチ、Home Gameで初めてのGame2での勝利を掴むことができたのでした。
強豪川崎からの連勝を決めたというだけではなく、Home Gameでいつも苦労してきたGame2での勝利をようやくつかむことができたというところで、戦前の懸念をも払拭するチームとしての成長ぶりを見せてくれたGameとしてBest3に選出です。
第2位 24/4/7 第30節 AWAY vs 島根 Game2(At Arena)
比類なきスキルを持つ絶対的なエースビュフォードのもと、今季得点力に磨きのかかった安藤、オーストラリア代表のこれもまたスキルフルなケイなどを擁し、B1制覇を目論む島根との対戦であり、今季加入の仙台の大エース阿部の凱旋Gameでもありました。
Game1では前半でリードを作られるものの3Qで巻き返し、どちらに転ぶかわからない展開に持ち込みつつも、ここぞというところのシュート精度の差で惜しくも敗戦を喫したところで、Game1での悔しさを晴らすべく臨んだGame2だったでしょうか?前半はGame1同様島根に先手を許しながらも、Game1では古巣凱旋であまりいいところを見せられなかった阿部がファイヤー、キャリアハイとなる35得点でチームを引っ張ると、OTにもつれ込みながらもいまやリーグの強豪である島根からしぶとく敵地で勝利をもぎ取る実に胸熱なGameでした。
第1位 24/1/1 第15節 AWAY vs 琉球 Game2(On Broadcast)
唯一の元日開催のこのGame、前日のGame1では下馬評通りというか、その力関係の差の通りに終始優位を保たれての敗戦で、かつてのbjリーグ時代のライバルには大きな差が付けられてしまったなあ、と改めて思わされる内容だったところ、Game2ではディフェンスが粘りを増し、琉球に簡単に得点を許さない素晴らしい出来とゾーンに入ったようなブースの好調さで終始優位を保ったGame展開に持ち込みます。しかし、4Qのクラッチタイムになると無類の強さを発揮する琉球に最後の最後で同点に持ち込まれてしまう勝負強さを発揮されて今回も・・・と思った最終ポゼッション残り2秒からのブースのウイニングショットは仙台のヒストリーの中でも欠かすことのできないストーリーの一つになることでしょう。
最後に
昨季6シーズンぶりに闘ったB1の舞台はやはり思うように勝てずに何とか残留は果たすも東地区8位というなかなかホロ苦い結果に。しかしGrind!を掲げてB2時代から闘ってきた仙台のスタイルがある程度B1でも通用したところは自信として、今季は攻守にブラッシュアップしシーズン30勝を目標に挑みましたが、昨季のような長期連敗こそなかったものの、連勝も最長で4連勝が1度のみとなかなか勝ち星は伸びず、最終的には勝率が5割に届かない27勝33敗でフィニッシュ。それでも昨季から勝利数を8つ伸ばしたところで印象に残るGameも多かったシーズンではありましたが、その中から3つをピックアップしてみましたがいかがでしたでしょうか?
ピックアップしたGameはいずれも勝利したものではありましたが、今季は敗戦の中でも印象深いGameが少なくなかったように思います(不甲斐なさしかないGameもちらほらはありましたが)。推し選手の活躍が光ったGameがよかったとか、クラブ全体として強さを見せたGameがよかったなどこれをご覧になっているみなさまにもいろいろ印象深いGameがおありなことでしょう。今季を振り返って3つ選んでみるのも楽しいと思いますよ!
さてクラブはすでに来季に向けて動き出し、今季と比べるといろいろなところで変化を見せそうですが、今季を上回る活躍に期待しましょう。
それではまた。
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