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動画が人生を変えてくれる

今日のおすすめの一冊は、ひろゆき氏の『ひろゆきのシン・未来予測』(マガジンハウス)です。題名も同名の「シン・未来予測」としてブログを書きました。

本書の中に「動画が人生を変えてくれる」という文章がありました。

これからは誰もが成功のきっかけをつかむチャンスがある時代になっていくのです。やり投げで世界陸上の金メダルを取ったジュリアス・イェゴというケニアの選手は「ユーチューブマン」とも呼ばれています。
2016年のリオデジャネイロオリンピックでも銀メダルを獲得し、2021年の東京オリンピックにも出場しました。 彼は自国にいい指導者がいないことから、YouTube を見ながら独学で訓練し、金メダリストにまでなったのです。
「日本にも、YouTube で学び、ベースボール・チャレンジ・リーグで活躍する杉浦健二郎さんがいます。彼は、大学生のときに草野球チームに所属しながらYouTubeで技術を取得。今は、150キロの直球のほか、カットボール、スローカーブ、高速スライダー、ツーシームなど豊富な球種を持っています。
これまで、スポーツは指導者に教えてもらわなければ大成できないケースがほとんどでした。 ましてや、プロになって稼ぐためには、強豪校に入って有名な監督の下で指導を受け、激しい練習にも耐えねばなりませんでした。
どんなに生まれ持った才能があっても、お金がなくて学校に行けなかったり、いい 指導者に恵まれなかったりしたことで、芽の出ない人がどれだけいたことでしょう。でも、今はそうではありません。ネット上には、一流の人が教えてくれる動画がたくさんあり、「自分にとってなにが必要なのか」さえわかっていれば、とても効率よく学べる時代です。
たとえば、これまでだったら、寿司職人になるには封建的な師弟制度の店で、何年もの下積みを経て、ようやく指導を受けられるというレベルでした。 しかし今では YouTube で「寿司の握り方」と検索すれば、動画がいくらでも出てきます。となれば、センスさえあれば、素人が簡単に寿司屋を開店できるのです。
子どもたちの勉強についても同じことが言えます。今は、有名な塾講師がいろいろ動画をアップしています。 はっきり言って、人気のある塾講師のほうが、学校の先生よりはるかに教え方はうまいし、わかりやすくて面白い。 こうしたものを視聴することで学力が上がるだけでなく、「学ぶことは楽しい」と 感じてもらえたら、それはすばらしいことでしょう。
子どもがYouTubeなどを見ることに反対する親もいます。ネット上にはさまざま な情報が溢れているために、子どもが悪いことを覚えていくのではないかと恐れているのでしょう。 しかし、むしろ逆だと僕は思っています。
子どもたちはインターネットでいろいろ検索することで、広い世界があることを知ります。世の中にはいろいろな仕事があって、いろいろな生き方があることも知ることができます。 その中で、自分は何をしたいのか、どこに身を置くべきなのか、そのためにはどうしたらいいのかについて考え、子どもなりに具体的な方法を探っていくことが可能になります。
インターネットがなかった時代は、「音楽で身を立てたい」と思ったら、テレビに 出たり、有名なフェスに出演したりといった正攻法しかありませんでした。それはあまりにもハードルが高く、成功するのはごく一握りの人だけでした。
でも、YouTube には、無名な人がたくさんいて、歌を歌ったり、楽器を弾いたり、 自作の曲を発表したりしています。そして、動画の広告収入を得たり、生配信で投げ銭をもらったりしてお金を稼ぐことができます。僕自身も、2時間ほどの生配信で、テレビ出演料の何倍ものお金を視聴者から受け取っています。
そういう世界があることを知れば、無理なメジャーデビューを目指さなくとも音楽 で生きていく方法をつかんでいけます。本当に自分の可能性について考えられる場を、 インターネットは提供してくれるのです。 大人にとっても、将来のある子どもにとっても、素人が革命を起こせる時代が来たわけです。

インターネットの本質は中抜きです。それは、たとえば、今まではテレビなどのメディアは、タレントを使って番組を作って流していました。しかし、たとえばYouTubeだったら、タレントが直接に顧客に自分の番組やコンテンツを流せるのです。間にプロダクションも制作会社もテレビ局も入りません。

間に入らないということは、それだけ中間マージンを削減することができます。テレビ局だったら膨大な人件費や経費がかかりますが、直接にYouTubeでアップするならほとんど経費はかかりません。ですから、今はテレビ局に出演していたときよりも稼いでいるタレントは数多くいます。

ということで、最近は多くのタレントがユーチューブに進出しています。そして、そのコンテンツを使って、多くの人が勉強する時代になりました。

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