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あなたの周りの人の幸せに貢献すること

今日のおすすめの一冊は、トム・ラス氏の『人生はあなただけのものじゃない』(ディスカヴァー)です。その中から「人に喜びを与える人」という題でブログを書きました。

本書の中に「あなたの周りの人の幸せに貢献すること」という心に響く文章がありました。

強みやそれを伸ばす努力は、その人だけのためではなく他の人に影響を与えてこそ意義があると思うのだ。でも、どうだろう。僕たちは日々の問題に振り回されて、自分の仲間に、家族に、コミュニティに、自分はどんな形で貢献したらよいのかを深く考えることを忘れてしまう。本当はそれを真っ先に考えないといけないのに。

まだ時間があると思っていても日々はあっという間に過ぎ去っていく。明日も、来月も、来年も、10年先もあっという間に来て、去っていく。そして自分なりの貢献をするという大切なチャンスは失われていく。

自分は何者なのか、何者ではないのかを知るのは大切だ。でもそれはスタート地点でしかない。あなたにどんな才能があり、また強いやる気があってがむしゃらに働いたとしても、それが他の人に届かなければ、誰の記憶にも残らない。

自分の欲を満たしたり、金を儲けたりすることだけが人生ではない、と言われればほとんどの人は「その通り」と言ってくれるだろう。僕はそれに加えて、人生とはこの世の中を少しでも良くするためにこそある、と言おう。

あなたの周りの人の幸せに貢献すること。そしてあなたがいなくなった後にも残るもののために力を注ぐこと、それが僕の考える人生の意味だ。僕たちはずっと生きられるわけではない。でも僕らがした貢献はずっと残る。そう考えて生きてみたい。

アラバマ州モンゴメリーで、若き日のマーティン・ルーサー・キングjr.はこん な言葉を残した。 「人生で今すぐに問わなくてはいけないこと。そして常に問うて生きていかねば ならぬこと。それは、自分は他の人たちに何をしているのか? だ」 

29歳のキング牧師の人生は、それからわずか10年後に突然終わりを迎えた。し かし彼の人生こそ、この問いに対する具体的な答えだった。 自分だけで完結せず、他の人に影響を及ぼしていくもの。人生をそう捉えることで、個人を超えて後に続く世代に影響を及ぼすことができると彼は自分の人生をもって示した。

自分の強みや長所を伸ばすことが大事、とよく言います。しかし、もっと大事なことは、伸ばした長所や強みを何に使うかということです。それが、世の中のためにならないのなら、むしろ伸ばさない方がよいのです。

我々がいくつになっても勉強し、魂を磨き続けることが必要なのも、「周りの人の幸せに貢献する」ためです。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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