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うまくいっている人たちを祝福する

今日のおすすめの一冊は、上阪徹氏の『3000人のプロに学んだ マインドリセット』(三笠書房)です。その中から「プロフェッショナルの共通項」という題でブログを書きました。

本書の中に「うまくいっている人たちを祝福する」という心に響く一文がありました。

せっかく運のいい人たちに取材をさせてもらっているので、こんな質問を投げかけたこともあります。「運をよくする方法はありますか?」 

印象に残っている答えは、「運のいい人の近くに行く」というもの。類は友を呼ぶ、という言葉があるように、運のいい人の近くには、やはり運のいい人がいるようです。 そうやって運のいい人たちの中に入れば、運のいい人たちがどんなことを考え、どんなことをしているのかがわかる。

彼らの生き方に近づけるかもしれない。 そうすれば、自分も運がよくなっていく可能性が高まるというわけです。

実際、人の行いは伝染するものだと思います。 悪い仲間とつるむと、どんどん悪い方向に流されてしまう。周りがしているからと、 悪いことを平気でやってしまう。これで運気が上がるとは、とても思えません。

逆に、伝染してもいいと思える行いをしている人たちの中に入っていく。当たり前の行動を変えていく。そういう仲間たちを増やしていく。そうすることで、結果的に自分もうまくいくようになる。 

「では、どうすれば、運のいい人の近くに行けるでしょうか?」 こんな質問を投げかけたこともあります。すると、シンプルな方法を教えてもらい ました。「うまくいっている人を祝福する」ということです。

周りで誰かがうまくいったとき、きちんと声を上げて祝福する。そうすると「あの人はちゃんと祝福できる人だ」というイメージが広がる。 祝福されて嫌な気分になる人はいませんから、ならばぜひ仲間に、ということになる。なるほど、と思いました。

逆に絶対にやってはいけないのが、うまくいっている人にネガティブな感情を持つ ことです。むしろ、嫉妬の感情にとらわれている自分に、後ろめたさを感じたり嫌気がさしてしまったりするのです。

 SNSで知人の成功やリア充アピールを見るのがしんどい、と聞くことがあります。 でも、そこから目をそらしたところで、その事実が消えるわけではありません。 ならば、ここでマインド・リセット。素直に祝福しましょう。 

自分の周りに運のいい仲間ができた、と受け止めればいいのです。目指すべきは、 祝福をたくさんしたくなるような仲間が増えていくこと。そうすればきっと、自分も祝福してもらえるようになるはずです。

SNSでは、嫉妬だけではなく匿名で人を汚い言葉で攻撃する人がいる。自分の正義を振りかざし、相手を罵(ののし)ったり、毒づいたりする。しかしながら、人に向けた刃はいつか必ず自分にかえってくる。祝福することの真逆の行為だ。

嫉妬ではなく、祝福する人でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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