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すべてが、あなたにちょうどいい

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『ありがとうの神様』(ダイヤモンド社)です。その中から「今という瞬間を大切に」という題でブログを書きました。

本書の中に「すべてが、あなたにちょうどいい」という一文がありました。

お釈迦(しゃか)さまの言葉に、次のようなものがあります。/すべてが、あなたにちょうどいい。/今のあなたに、今の夫がちょうどいい。/今のあなたに、今の妻がちょうどいい。/今のあなたに、今の親がちょうどいい。/今のあなたに、今の子どもがちょうどいい。/今のあなたに、今の兄弟がちょうどいい。/今のあなたに、今の友人がちょうどいい。/今のあなたに、今の仕事がちょうどいい。/死ぬ日も、あなたにちょうどいい。/すべてが、あなたにちょうどいい。
ビジネスマンの中には、会社や上司、取引先の「悪口」を言う人がいます。「上司はこうで、取引先はこうで、どうしようもない。どうしたら、自分の思いどおりになるのか」このような質問を受けたとき、私は、次のような話をします。
「あなたの言っていることは、きっと間違っていないのでしょう。ですが、あなたはその会社からお給料をもらい、その集団の中で生かされているわけです。自分の人生を成り立たせてくれる会社、上司、取引先に対して平気で悪口や愚痴を言えるあなたは、どうしようもない会社、上司、取引先と同じレベルの『どうしようもない社員』なのではないでしょうか?」
会社や、上司や、取引先が、仮に批判されてもしかたがない状況だったとしても、彼らを批判している「私」も、「同じレベル」であるような気がします。夫婦関係や親子関係でも、「うちの夫(妻)は、こんなにつまらない人で……」「うちの親(子ども)は、本当にどうしようもなくて……」と文句や愚痴を言う人がいます。
しかし、愚痴を言うということは、「自分の価値をさらけ出している」ことと同じです。「どうしようもない親、子、夫、妻」を持つにふさわしい、「ちょうどいいあなた」がいるのですから。
人の悪口を言わない人には、「悪口を言わないあなた」にちょうどいい「悪口を言わない仲間」が集まってきます。「嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ツイてる」と言い続けていると、「嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ツイてる」仲間が集まってきます。人の悪口ばかり言っている人には、「悪口を言うあなた」にちょうどいい「悪口を言う仲間」が集まってきます。すべてが、あなたにちょうどいいのです。

我々は嫌なことがあると、つい、周囲や環境に対して愚痴をいったり、文句を言ったりしてしまいがちです。しかしながら、すべてのことが、自分に「ちょうどいい」「自分に似合っている」「自分と同等である」「自分にふさわしい」と思ったとき、まわりに文句を言っているつもりだったのが、自分に対して文句を言っているのと同じことだと気づきます。

すべての現象は自分と同程度で、つり合いが取れています。仲間がたいしたことがなかったら、自分がたいしたことないのです。会社が駄目だとおもうなら、それにふさわしい自分がいるということです。

いい言葉や愛ある言葉を使って、自分の魂を磨き、少しでも自分をレベルアップさせ、まわりにもいい影響を与えられるような自分でいたいものです。

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