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人として生まれた喜び

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『宇宙を解説 百言葉』(イースト・プレス)です。その中から「良き仲間を得ること」という題でブログを書きました。

本書の中に「人として生まれた喜び」という心に響く文章がありました。

仏教の言葉に「生まれ難き人界に生まれしを喜ぶ」というものがあります。人間界に生まれ落ちただけで喜ばしいという意味です。 

実は私たちの魂というのは、人間に入る前に何十万回と生まれ変わりを繰り返しています。初めは石などの鉱物に入り、10万回の生まれ変わりを経験します。「自分が動物や人間になったときは喜ばれる存在になるぞ」と固く決意をしながら鉱物としての学習をし、その10万回が終わると今度は植物に入るそうです。

植物の10万回が終わると、動物の100万回 があり、その次に空の雲になり、やはり10万回経験をしたあと、やっと人間として生まれ変わるのです。 

ある人の話では、地表から10~80kmの上空に550億もの魂たちが「人間に生まれたい」と思いながら順番を待っているそうですが、私たちは「いろいろ修行しなければいけないので、先に行かせてください」とお願いし、ほかの魂たちが承諾して送り出してくれて、この世に誕生することができたのです。 

ですから、そこで「不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句」を言うと、とてももったいないことをしていることになります。「順番を譲ってあげたのに、そんなに言うなら早く替わって」という声が聞こえてきそうです。

◆10万回とか100万回の生まれ変わりというと、ちょっと引いてしまうかもしれない。ただ、その回数にとらわれずに、生まれ変わりという「輪廻転生」があるかもしれない、と思うなら、「人として生まれた奇跡」を信じることができる。

地球に生まれ変わるとき、順番を飛び越して、自ら頼みこんでこの地球に生まれてきたとするなら、自分の今の不遇や、不幸などを嘆き悲しんでいる場合ではない。順番を譲ってもらい、お願いして、この世に生まれてきた存在なのに、文句をいうのはあまりに身勝手すぎる

「人として生まれた喜び」を噛みしめ…

いただいた、たった一回限りの人生を、感謝の気持ちで楽しんで生きていきたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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