見出し画像

生涯修行

今日のおすすめの一冊は、藤尾秀昭氏の『心に響く言葉』(致知出版社)です。その中から「ユーモアは人生を変える」という題でブログを書きました。

本書の中に「生涯修行」という心に響く文章がありました。

私自身の心に深く残った松原泰道先生の言葉。 「仏教は人がよりよく生きるための教えといいますが、仏教はいかに生きよと教えているのか。仏教の究極の教えはなんでしょうか」という質問に泰道先生は 「上求菩提(じょうぐぼだい)下化衆生(げけしゅじょう)」 と答えられました。 

上求菩提とは、己の人間性を向上させること。 下化衆生とは、少しでも世のために尽くす、ということです。 間髪をいれずに答えられたその時の泰道先生の言葉と表情は私にとって忘れえぬ教えとなっています。 仏教の真髄に少しでも近づくべく人生を歩みたいものです。

◆我々の生きる目的は、自分の魂を磨き続け、少しでもよき人格を身につけること。 そして、世のため、人のために尽(つ)くすこと。 この追求に、終わりはない。 

「生涯修行 臨終定年」 

松原師はそれを「独楽(こま)の舞倒れ」と言っていたという。 勢い良く回る独楽が、やがてその勢いをなくして倒れるように、独りで体力の限界を超えるほどめまぐるしく働きすぎ、成果をみないうちに倒れてしまうことのたとえだが、松原師はそれでよし、という。

さっきまでしゃべっていたのに、急に黙ったので、近づいてみたら亡くなっていたというようなあの世への往き方こそがよいのだ、と。 つまり、それが臨終定年。 

生涯修行をし続け、あの世に行くときが定年、と思えるような生き方…
自ら、変わり続ける人生でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?