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ツイてる人につけ

今日のおすすめの一冊は、天道象元氏の『運を引き寄せる27の習慣』(つた書房)です。その中から「自分の秘められた能力に気付く」という題でブログを書きました。

本書の中に「ツイてる人につけ」という、松下幸之助氏の心に響く言葉がありました。

パナソニックの創始者である松下幸之助は、少年時代に大阪へ奉公に出るなど、けして裕福な暮らしをしていませんでしたが、小さな町工場を一代で世界的な企業に育て上げたことで知られています。
「経営の神様」と呼ばれ、現在では三重県にある椿大社に、松下幸之助社という社もあります。それだけではありません。松下幸之助の多くの名言や格言は、ビジネスの世界を越えて広く親しまれています。
また、未来のリーダーを育てるための松下政経塾を創設し、政治家や経営者・大学教員など各界に人材を輩出しています。
松下幸之助は、成功するためには「実力10%、運が90%」といっているように、成功に占める「運」の大きさを実感していました。例えば採用面接のときに、面接者に対し「あなたは運がいいですか?」と聞いて、「運がいい」と答えた人を採用していた話は有名です。
自分は運がいいといって採用された人たちの努力によって世界的な企業になったことを考えると、「運がいい人たち」からなる組織は成功する、という見方もできますね。
また、松下幸之助は「ツイてる人につけ」という言葉を遺しています。運がいい人は、運を呼び込む思考や行動をしていると知っていたのでしょう。運がいい人は、人脈が広かったり、驚くような人脈を持っていたりするものです。運のいい人と一緒にいると、その人の周りで起こる事象が、自分にも伝染するようになります。つまり、自分自身も運がよくなるわけです。

そもそも、「ツイている」と言っている人が、24時間265日、ツイてることばかりが起きているか、というとそうではありません。ツイてないことも頻繁に起きているはずです。それなのに、ツイてる人は、どんなときも「ツイてる」と言っているのです。

それはつまり、まわりから見てどんなに「ツイてない」ことに出合ったとしても、ツイてる人は、その現象の中に、「ツイてる」ことを見つけ出すことができるからです。病気になったとしても、「この程度でよかった、ツイてる」とツイてることにスポットライトを照らすことのできる人です。

そういう人は、どんなときも明るく元気です。だから、ますますツイてる人になるのだと思います。

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