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「人がいい」だけでは生きられない

今日のおすすめの一冊は、斎藤一人さんの『眼力』(サンマーク出版)です。その中から「教わったことのない答えを見つける」という題でブログを書きました。

本書の中に『「人がいい」だけでは生きられない』という一節があります。

一人さんは昔、お弟子さんたちによくこんなことをいってました。「善に強きは悪に強くなくっちゃいけないよ」「悪に強い」というのは、悪を見抜く眼力(がんりき)がある。要するに、悪人が考えていることがわからないといけないのです。
人は「人がいい」だけでは楽しく生きられません。いい人でも、悪に弱かったら、結婚詐欺だとか、いろんなものに引っかかってしまいます。そのときは、あなたのお金が奪われるだけではないのです。悪人にお金が行って、また悪いことをする。
人をだます人間は悪人です。だまされたほうは被害者で、本当に気の毒です。けれど、お金をだましとる行為は、だます人間とだまされる人間がいてはじめて成り立つ。だまされなければ、その人は罪をおかさずに済むのです。だから、だまされない、あなたになってください。
人をだまさない、あなたは魂的に素晴らしいです。でも、もう一個、悪に強くなったあなたは、さらに素晴らしいあなたです。だから、悪に強くなる、眼力を養って悪を見抜くことが大切。眼力って、「次、どうなるのか」を知っていれば、いいだけですからね。

我々は、魂や言葉を磨き、悪い想念や、汚い言葉を発しないような勉強をします。そして、そのことばかりを考え、周囲もそういう人ばかりになると、ある面での無菌状態となります。そんな赤子のような純な、精神状態の時に、悪のパワーをもってだましにかかられたら、簡単にだまされてしまいます。

魂や言葉を磨くことはもちろん大事です。しかし、どんな時でも、客観性を持ち、一面的でなく裏も表も両面で考えるのです。また、一方的ではなく色々な立場に立って考えることが、大事だということです。物事は、枝葉ではなく本質を、具体的なつながりで考えていけば、結果は自ずと見えてきます。一人さんは、そういう考え方を「次の次がどうなるかという思考方法」、すなわち「眼力」と言っています。

よく言われる話ですが、ワクワクするような儲け話は、ほとんどが嘘です。ほんとうにそんなに儲かる話なら、飛び込み営業で、我々のところに来るわけがありません。普段モテない男に、絶世の美女が近づき、甘い言葉をかけられて、だまされるのと同じことです。

そんな時は、何か裏があるだろうと、冷静に考える必要があります。善人のパワーより、悪人のパワーの方がえてして強いものです。だから、善人は悪に倍するパワーを持ったしたたかな人でなければいけないのです。

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