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かっこよく、面白おかしく生きる

今日のおすすめの一冊は、鎌田實氏の『鎌田式「にもかかわらず」という生き方』(宝島社新書)です。その中から「幸福を感じながら、生き生きと生きるコツ」という題でブログを書きました。

本書の中に「かっこよく、面白おかしく生きる」という心に響く文章がありました。

60歳からの輝く人生を応援する団体が、毎年表彰している「プラチナエイジ スト」に、恥ずかしながら企業家・社会貢献部門で選ばれてしまった。 

ザ・ペニンシュラ東京で表彰式が行われ、新型コロナウイルスが暴れていたためにトンボ帰りだったが、久しぶりの東京へ出た。ベストプラチナエイジストにはピンク・レディーの二人と米米CLUBのリード・ボーカル、石井竜也さんが選ばれていて、おお、彼らも60歳を超したのかと感慨深く思った。 

一般部門で受賞したのが、DJのSUMIROCK。彼女とは久しぶりの再会だった。 僕は好きなことをして生きていると自負しているが、この人には負ける。彼女は83歳と113日で、世界最高齢のプロDJとして、ギネスに認定されている。

彼女は、年を取ってから海外へ遊びに行くようになり、友人もできた。そのうちに外国人のDJが下宿人としてやってきて、その際に人生で初めてクラブに連れて行ってもらい、DJに興味を持ったという。この辺の出会いが何とも面白い。

なんと77歳の時にDJの学校に行って、ターンテーブルの前に立つようになった。現在、85歳。今でも弟と経営する高田馬場の『餃子荘ムロ』の厨房で中華料理をつくった後、夜中の1時から歌舞伎町のクラブへ行ってDJをしている。とにかく、かっこいい。

本名は岩室純子(すみこ)。純子のすみと岩室の岩を取って、SUMIROCK。22歳のとき、26歳年上の男性を好きになり、恋人関係で20年過ごした後、結婚した。恋人はいたほうがいいと思うけれど、結婚はそれほど必要ではないと考えていたようだ。

夫が亡くなった後に免許を取ったり、外国へ旅をしたり。こうやって自由に生きている人はいいなと思う。

オーバー60歳は、女性が一人で輝くための時間だ。せっかく生まれてきたんだから、もしもやりたいことがあるならば年齢なんて気にせずにやってみればいい。なんとかなるもんだ。

一生に一度だけの人生、やりたいことをやらなけりゃ、生まれてきた意味がない。かっこいい人生のほうがいい。面白い人生のほうがいい。後悔しない人生のほうがいい。

プラチナエイジストなんて言われて、ちっとも嬉しくなかったが、SUMIROCKを見ていると、本物のプラチナエイジストのように思えた。

◆SUMIROCKは現在88歳。今も現役のDJだ。この9月9日にDJ10周年記念イベントでブースに立つという。

『人生なんてやりたいことをやりきるには短過ぎる。だから、もし何かやりたいことがあるなら年齢なんて気にせずやってみればいいと思います。それが、法に触れることと人に迷惑をかけることでないんなら、やっちゃいけない理由なんてない。』(Woman type)より

一度だけの人生、年齢なんて気にせず、かっこよく、面白おかしく生きることができたら最高だ。

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