今日のおすすめの一冊は、高野登氏の『品格を磨く』(ディスカヴァー)です。その中から「相手に関心を持つこと」という題でブログを書きました。
本書の中に「一隅を照らす人」という心に響く文章がありました。
「一燈照隅 萬燈遍照(いっとうしょうぐう ばんとうへんじょう)」 安岡正篤師の『青年の大成』の中の言葉だ。
一人ひとりが自分のいる場所を明るく照らし、良きことを行えば、その一燈が最初は小さくとも、やがてそれが国中をあまねく照らすことになる。 まずは、自分の周囲、つまり、家族や友人、会社を明るく照らすこと。 それがやがて「世のため、人のため」となる。
「明珠在掌(みょうじゅたなごごろにあり)」 という禅の言葉がある。 誰もが、はかり知れない価値のある宝物をすでに持っている。 そんな貴重な宝が、自分の手の上に載っているではないか、と。 そんな大事なことを忘れ、我々はどこか他のところに宝が埋まっているのではないかと、探しに行ってしまう。
会社なら、規模や売上、店舗数などの大きさではない。 人なら、肩書や、役職、地位や年収などではない。 外見ではなく本質。 本当の宝は、その掌(たなごころ)の上にある。 一隅を照らす人でありたい。
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