今日のおすすめの一冊は、戸田智弘氏の『学び続ける理由』(ディスカヴァー)です。その中から「学びの中心は読書」という題でブログを書きました。
本書の中に「学び続ける人」という心に響く文章がありました。
「自彊不息(じきょうやまず)」という易経の中の言葉があります。自らすすんで努め励んで、休まない、怠ることはないということです。いくつになっても、息をするように学び続ける人は、「自彊不息」の人です。
道元禅師が中国に渡り修行中のとき、ある夏の暑い日、見るからに年老いた典座(台所の係の僧)が、灼熱の日中、黙々と、椎茸を広げていた。道元禅師は、「どうしてあなたのようなお年を取られた方が、この暑い中、作務をなさるのですか?若い人にやらせればいいではないですか」と言ったところ、その老典座はこう言ったといいます。
「他は是れ吾に非ず」(たはこれわれにあらず)
誰かにやってもらったのでは、自分でしたことにならないから、と。「学び」もまさに、この通りです。
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