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中村天風先生の笑顔

今日のおすすめの一冊は、園田天光光氏の『へこたれない心』(学研)です。その中から「陰の力と陽の力」という題でブログを書きました。

本書の中に「中村天風先生の笑顔」という素晴らしいエピソードがありました。

中村天風先生は夜の寝る前の習慣がとても重要だとおっしゃっています。就寝前の人間の大脳はとても暗示を受けやすいのでこれをよい方に活用させて過ごしましょうと提案されています。そして、鏡を使って自分の魂をチェックする方法を教えてくださいました。夜、床に就く前に、鏡にうつった自分の顔をじっと見つめます。そうすると気持ちよく一日を過ごせたときは、本当におだやかで朗(ほが)らかないい顔をしています。
反対に、何か心にひっかかることのあった夜は、なんとも暗い固い表情をしているんです。そんなときは、必ず思い当たることがあるんですね。あっ、あんなこと言っちゃったわ。あんな失礼なことしちゃったわ…それに気づいたら、それをその場で、洗い流してしまいます。
洗い流す方法なんて、特別なことをしなくてもいいじゃないかしら。「あっ、ごめんなさい」と心の中で真実の思いをこめて言うだけ。そうすると、不思議なくらい、気持ちがスーっとします。そして、暗い気持ちやとげとげした感情を消してしまう。ともかく、一日の苦労はその人のうちに流して、鏡にうつる自分の笑顔が素敵になるまで整える。そして、気持ちよく眠りにつくというのが、大切なんです。
おもしろいエピソードが伝わっています。天風先生はいつもいつも鏡のことをおっしゃっているんですけれど、ある方は、先生ほどの方が、毎晩毎晩鏡に向かって、笑顔を作るなんて子供じみたことをなさるわけがない、自分たち弟子に言っているだけだと思われたんですね。
ですから、合宿でご一緒のとき、そっと就寝前の先生のご様子をうかがっていたんですって。そうしたら、先生、本当に子供みたいに真剣なお顔で、鏡に向かって笑顔を作っていらしたそうなんです。そのお姿を見て、ああ、先生ほどの方さえ、一日も油断なくなさっている、我々凡人はもっともっと、真面目にしなくてはいけないと、肝に銘じたそうなんです。
中村天風師はこう語っています。『私は、毎朝起きますと、もちろん起きる時も寝る時もそうですが、ニッコリ笑って「ありがとうございます」と必ず言う。天に向かって感謝します。昨夜夜中(よなか)に死んじゃったからって喧嘩(けんか)にならない。目がさめたんです。そしたらニッコリ笑います。「きょう一日この笑顔をくずすまい」と。そして同時に「ああ、生きてた。ありがとうございます」。夜寝る時も必ず私はお礼を申しあげて寝ます。』(成功の実現)“日本経営合理化協会出版局”より

夜寝る前に、悪いニュースを見たり、悲しい小説を読んではいけない、と言われます。否定的な気持ちが朝まで続くからです。いかに肯定的な気持ちを長く続けることができるかが、明るく楽しく生きるコツです。つまり、それが笑顔の持続。感謝を多くし、笑顔を一日くずさない習慣を身につけたいと思うのです。

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