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人生や商売を楽しくするために

今日のおすすめの一冊は、斎藤一人さんの『変な人が書いた人生の哲学』(PHP文庫)です。その中から「楽しく生きること」という題でブログを書きました。

本書の中に「人生や商売を楽しくするために」という心に響く文章がありました。

《私が昔書いた詩に「商いは笑人の戦場なり」というものがあります。この詩に私は二つの思いを込めています。一つは商人は「笑人」だということ。 商人は笑顔でなくちゃいけない。 だって自分が楽しくないものを人に売ったって、相手が喜ぶわけないのだから。》
『商いは笑人の戦場なり。 商人は笑顔で戦わないといけない』
商売は運が大切なんです。私なら、いつも笑顔で繁盛していて、幸運の女神がつ いていそうな人と取引したいですね。 昔から「笑う門には福きたる」ということわざがあるように、笑顔でいると、運が開けます。とくに商人には笑顔が必要なんです。
たとえば、人が全然通らないへんぴな場所にしか店を開けなかったとしても、 「こんな場所にしか店が持てなかった。人通りもないし、もうダメだ」 と悲観的に考えるのか、「この立地を活かして、隠れ家ふうの店をつくって、お客さんを楽しませよう」と思うのかで、結果はまるで違ってきます。
「商いは笑人の戦場なり」のもう一つの大切な意味は、商売は戦場だということです。私たち商人はいつも戦場にいます。商いの場は戦なんです。 死ぬまで戦わなきゃいけない。それを嫌だと思うか、おもしろいと思うかの違いです。
私はそれをおもしろいと思っている人間です。人生はすべておもしろい。楽しまなきゃ損だと思っています。 商売も楽しんでしまう。戦場だから、敵が攻めてきたり、ふいをつかれることもある。だからおもしろいんですね。ゲームがおもしろいのと同じです。
周りがみんな味方だけで、誰も攻めてこなかったら、退屈でしかたありません。 野球だって、サッカーだって、強いライバルが出現するから、ゲームも盛りあがるんです。
戦場ですから、当然勝ち負けがあります。 でもライバルは死にません。商売では、負けてもたいていゾンビみたいに復活してきます(笑)。 お互いさまですね。負けたからって終わりじゃない。商売敵は何回でも出てくる。戦いはずっと続きます。そこがおもしろいところです。 なかには、社長業よりも勤め人のほうが向いていて、楽しい人生を送れる人もいるんです。どちらがいいも悪いもありません。ただ、向き不向きがあるだけです。

「ゲームの楽しみ」という言葉があります。たとえば、ボーリングをやっていて、誰もが、どんな玉を投げても、投げるだけで全部ピンが倒れたら、ボーリングをやる人は誰もいません。結果はわかっているからです。全員がストライクですから(笑)。

ボーリングに限らず、ゴルフでも、サッカーでも、邪魔が入ったり、アクシデントがあったり、うまくいかないから、面白いのです。実は、これは、人生も、仕事も同じです。

たとえ人生において、トラブルがあったり、アクシデントがあっても、「ああ、盛り上がってきた」「いよいよクライマックスだな」とゲームのように思えたら、どんなことでも楽しめます。今年、そんな生き方ができたら最高です。

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