見出し画像

親の後ろ姿

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『100%幸せな1%の人々』(中経出版)です。その中から「最高の幸せとは、淡々とした何も特別なことがない日々」という題でブログを書きました。

本書の中に「親の後ろ姿」という心に響く一節がありました。

子どもが犯罪を起こすと「もっと子どもと向き合った方がいい」と言う人がいますが、私は反対の意見です。 子どもとは向き合わないこと。子どもは、「親の背中を見て育つ」ものらしい。
親が子どもと向き合い、粗探しをしながら育てると、その結果、子どもがひねくれていきます。 父親だから、母親だからといって、子どもを追い詰めていいわけではありません。 子どもは、親が育てるのではなく、「勝手に育つもの」です。
ただし、勝手に育つとはいっても、条件があります。その条件とは、母親が楽しそうに生きていること。それも、楽しいことがあったから楽しいと口にするよりも、「ありとあらゆることが楽しい」ということを、「行動」 で知らせるようにします。
「目の前のすべてのことを楽しむことができる」という物事のとらえ方を、実例として見せること。 子どもと面と向かわないで、自分が楽しそうに、明るく楽しくやっていると、子どもも楽しさを求めるようになります。

後ろ姿を見せるのは母親だけではありません。父親も同様です。中小企業や商店の経営者が、息子や娘がいるが後継者にならない、という話をよく聞きます。実は、その真相は、両親が楽しそうに仕事をしていなかった、ということかもしれません。

毎日家に帰ってきて、愚痴や不平不満、そして「疲れた」ばかりを親が言っていたら、誰もその仕事を継ごうとは思いません。

親がいかに楽しそうに、そして面白がって生きているのか、子どもはよく見ているということです。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?