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「えこひいき」は大事

今日のおすすめの一冊は、名取芳彦氏の『他人のことが気にならなくなる「いい人」のやめ方』(リベラル文庫)です。その中から「相手の土俵にのらない」という題でブログを書きました。

本書の中に「ひいき」についてこんな素敵な文章がありました。

龍には九匹の子どもがいるそうです。その一匹が贔屓(ひいき)。姿は亀に似て、重いものを背負うのが好きで、重ければ重いほど喜ぶという憎めないキャラ。神社仏閣で境内にある石碑を支えていることがあるので、探してみてください。
これに「怙(こ・頼りになるもの)」に依(よ)る」という意味の「依怙(えこ)」がついて「えこひいき」です。自分が支えたいと思うお気に入りの人や、一部の人だけの肩を持つことです。平等を前提にしない状況なら、自分によくしてくれる人や好感を持ってくれている人をえこひいきするのは当たり前です。
誰からからひいきしてもらいたければ、気に入られるようにふるまうこともあるでしょう。身近な例では、好きな人と結婚するために「何をどう考え、どんな言い方をし、どう行動すれば好きになって(特別にひいきして)もらえるだろう」と努力した、かつての私のようなものです。

斎藤一人さんはこんなことを言っています。

商売って人さまからえこひいきしてもらうこと。わざわざ来たくなっちゃうぐらい可愛がってもらうこと。(斎藤一人|お金に愛される315の教え)より

そう、商売はお客様からえこひいきしてもらうことなんですよね。何軒もある同じような店をすっ飛ばして、自分の店に来てもらうこと、かわいがってもらうことなんです。人は正しいか正しくないかというような理屈で動くのではなくて、好き嫌いで動きます。だから、お店も商品も、大事なことは好かれることなんですよね。

これって、商売だけじゃなくて、人間関係も同じだと思います。よく会っている人って、なんとなく「馬が合う」人です。息がぴったり合う人、つまり好きな人です。だから、えこひいきって大事なんです。自分だけを特別扱いしてもらえるように、気を使うことなんだと思います。

これ、家族なら当たり前のことです。自分の家族だけは特別扱いしますものね。

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