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時処位の自己限定

今日のおすすめの一冊は、藤尾秀昭氏の『小さな人生論 3』(致知出版社)です。その中から「不満ではなく、感謝を先に言おう」という題でブログを書きました。

本書の中に「時処位の自己限定」という心に響く言葉がありました。

「時処位(じしょい)の自己限定」 人は誰でも一つの時代に一つの処で一つの位(立場、役割)を得て、生きている。この与えられた時、処、位の中で、運命に対して不満を言わず、最善最高の努力を傾注していけ、という教えである。 

そういえば、作者は不明だがこういう詩がある。 

【生涯の旅路】私は私の一生の旅路において/今日というこの道を再び通ることはない/二度と通ることはない/二度と通らぬ今日というこの道/どうしてうかうか通ってなろう/笑って通ろう歌って過ごそう/二度と通らぬ今日というこの道/嘲笑されてそこで反省するのだよ/叱られてそこで賢くなるのだよ/叩かれてそこで強くなるのだよ/一輪の花でさえ風雨をしのいでこそ/美しく咲いて薫るのだ/侮辱されても笑ってうけ流せ/蹴倒されても歯をくいしばって忍べ/苦しいだろうくやしいだろう/しかし君、この道は尊いといわれた人たちが/必ず一度は通った道なんだ

■与えられた条件の中で運命を呪(のろ)わず、不平不満を言わず、 いま自分にできる最善の努力をする… 運命を切りひらく鍵はそこにある。 

■人間を襲い、蝕(むしば)む天敵。 それは心の中に巣くう不平不満である。事あるごとに湧(わ)き起こってくる不平、不満、愚痴こそ、人間を滅ぼす天敵である。 

■人間を損なう天敵の対極にあるもの、それが感謝である。心が感謝の思いに満ちあふれた時、あらゆる不平不満は一気に消え去る。 感謝こそ人間という生命体を健やかに成長させる根幹である。(小さな人生論 ポケット名言集/致知出版社)

まさに、渡辺和子氏の「置かれた場所で咲きなさい」(幻冬舎)だ。

「咲くということは、仕方ないと諦めることではありません。それは自分が笑顔で幸せに生き、周囲の人々も幸せにすることによって、神が、あなたをここにお植えになったのは間違いでなかったと、証明することなのです」

「時処位の自己限定」という言葉を胸に刻みたいと思います。

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