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心のすさんだ人にならない

今日のおすすめの一冊は、鍵山秀三郎氏の『人生をひらく100の金言』(致知出版社)です。その中から「平凡なことの積み重ね」という題でブログを書きました。

本書の中に「心のすさんだ人にならない」という心に響く文章がありました。

世の中では、死ぬか生きるかというような修羅場を潜るとたいていの人はしたたかな人、あるいは心のすさんだ人になりがちです。 オレはこんな修羅場を潜ってきたから怖いものはないんだという人間になってしまっては駄目です。 

どんな厳しい体験をしてきても、いつも純粋で、ものごとに傷つきやすい柔軟な心をもって、 瞳が澄んでいるような生き方をしたいものです。そういう人生を送らなければ意味がありません。

◆「したたか」には、「一筋縄ではいかない」「てごわい」「ふてぶてしい」「あざとい」というように、「恥じる様子もない」、「悪びれる風もない」、「平然としている」という意味がある。つまり、「心のすさんだ人」だ。

時々、自分は「昔、ワルだった」とか「修羅場を潜ってきた」と自慢そうにいう人がいる。だから、「今なんてチョロいものだ」「楽勝だ」と高をくくって生きている。

逆に、想像を絶するような凄まじい経験をしてきても、その「荒(すさ)み」をまったく感じさせず、清々しい人がいる。

タフでなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」というレイモンドチャンドラーの有名な言葉(映画のセリフ)があるが、タフには、「不屈」「たくましい」という意味はあっても、したたかとか、ふてぶてしいという意味はない。

すさまじい経験があろうが、なかろうが…
「心のすさんだ人にならない」という言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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